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日経平均9800円の意味すること他

 
 

◇◇◇◇翻訳会社の一般常識◇◇◇◇

@日経平均9800円の意味すること
昨日の日経平均が7ヶ月ぶりに9800円にのせた。一方NYのダウ平均は13,000ドル台に乗った。何と3年9ヶ月ぶりである。これはリーマンショックからの最高値であり、アメリカの景気回復が本格化してきた兆しと見るか、一時的なものと見るか、観察が分かれる。株式市場は常に値が上がる材料を探している傾向があると同時に、景気の先取りを歴史の中で伝えてきている。楽観的に見れば、ユーロ危機、日本の不景気、アメリカの失業など世界が抱えている問題は山のようにあるが(過去もそうであった)、その中で少しでも明るい材料が見えてきたので、このまま一気に大相場になるとの意見も聞こえる。昨日書いたようにオリンピックイヤー、アメリカ大統領選挙の年であることを背景とすると、昨年までとは違って強含みの展開になる可能性は高いと見る。

@ムーアの法則とドッグイヤー
過去30年に渡って、半導体のビジネスサイクルはムーアの法則に従って来た。この法則はアメリカインテルのゴードンムーアさんが提唱した法則で、ご存知の方も多いであろう。2年ごとに半導体の技術が進み、集積度が倍増するという経験則である。確かに20世紀後半のITがすごいスピードで進化していた時には、この法則が当てはまり、PCをはじめとするIT製品はすぐに陳腐化、新製品がより安く提供されてきた。同時にドッグイヤーと言って、ITビジネスは犬のライフサイクル(人間の7倍)で動いている、と言われていた。つまり人間の7年は犬に取って1年に当たる事から、IT産業は他のビジネスの7倍のスピードで突っ走っている、とするものである。このように、飛ぶ鳥を落とす勢いで進んできたITビジネスも、21世紀に入り、大きな曲がり角に来ている。

@日本における電子書籍ビジネス
アメリカでは既に電子書籍の売り上げが店舗の売り上げを抜いている。Barns & Nobleという最大手の本屋も電子書籍の売り上げを伸ばしているし, アマゾン、アップル等の今まで本屋ビジネスをしていなかった新規業態がマーケットを席巻している。一方、日本ではセブン&アイが電子書籍に参入との記事もある。大手の紀伊国屋も昨年来本格的に乗り出している(Kinoppy)。音楽の時もそうであったが、日本の場合は既存の業態を守る事から議論が始まる。そのため新規技術を駆使したビジネスモデルの立ち上げが遅くなり、アメリカの会社が基本モデルを確立して世界の市場を先に取ってしまう。そこでガラパゴスと言われるように、日本の会社は日本の市場のみを別のフォーマットで守りながらゆっくりと立ち上がり、最終的には孤立する。NECのパソコンしかり、ソニーのウオークマンしかり、そして電子書籍も同じ運命を辿るように思える。ここをブレークスルーできないと、日本が世界で新規ビジネスをリードしていく事は今後もできないであろう。


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