技術翻訳とは?

技術翻訳とは?
技術翻訳とは、専門的な技術情報や文書を、ある言語から別の言語に正確かつ適切に翻訳する作業のことです。翻訳対象は、以下のように多岐にわたります。
- 製品マニュアル、操作手順書
- 技術仕様書、設計図、配線図
- 学術論文、研究報告書
- 特許明細書、技術提案書
- 安全ガイドライン、検査報告書
対応分野も多様で、機械、電気、電子、IT、医療機器、バイオ、建設、エネルギー、化学、航空宇宙など、産業のあらゆる分野に広がっています。
一般翻訳との違い
技術翻訳と一般的な翻訳との最も大きな違いは、「専門知識の有無」と「正確性の要求水準」です。
例えば、技術翻訳では以下のようなスキルが求められます
- 対象分野に関する深い専門知識
- 専門用語の理解と用語統一
- 誤訳によるリスク(安全性・品質・法的問題)への理解
- 対象言語だけでなく読者(ユーザーや技術者)の視点に立った表現力
文脈を無視した直訳では読者に伝わらず、誤った翻訳が製品事故やトラブルの原因になる可能性もあるため、翻訳の品質が事業成否を左右する重要な要素となります。
技術翻訳と機械翻訳の違い
AI翻訳ツール(例:DeepL、Google翻訳)の精度が高まっている昨今、「機械翻訳でも良いのでは?」と考える方も多いかもしれません。たしかに定型的なメール文や簡易文書であれば、機械翻訳はスピード・コストの面で優れています。
しかし、技術翻訳においては以下のような限界があります
- 専門用語の意味を文脈に応じて正確に訳し分けられない
- 略語や業界固有表現への対応が不十分
- 用語の不統一や訳文の一貫性が保たれない
例えば“lead”という単語一つでも、化学では「鉛」、電気では「リード線」、営業では「見込み顧客」を指すことがあります。AIは文脈理解が苦手なため、誤訳のリスクが高く、最終的に人間のチェックが必要不可欠です。
効果的な活用法としては、機械翻訳を下訳に用い、プロの翻訳者がポストエディット(校正・再構成)を行うことで、品質と効率の両立が可能となります。ただしその場合も、技術に精通した翻訳者が対応することが前提です。
契約書翻訳との関係と違い
技術翻訳と契約書翻訳は、一見異なるようでいて、実務の現場ではしばしば交差します。例えば、次のような文書が存在します
- 技術ライセンス契約書
- 技術提携契約書
- 共同開発契約書
- OEM/ODM契約書
これらは法律文書でありつつ、技術内容も含んでいます。そのため、法務と技術の両方に精通した翻訳者の関与が不可欠となります。
当社(ケースクエア)では、契約書翻訳と技術翻訳をそれぞれ専門の翻訳者が担当し、必要に応じてクロスチェックを行う体制を整えております。技術仕様書・技術資料とその契約書をワンストップで依頼できることが、品質面・納期面・コスト面での大きなメリットとなります。
技術翻訳を成功させる依頼のポイント
技術翻訳を外注する際には、以下のような点をチェックすることが成功のカギになります
- 専門分野の対応実績があるか
- 専門知識を持つ翻訳者が担当するか
- 品質管理体制(チェック体制、用語統一など)が整っているか
- NDA(機密保持契約)締結が可能か
- 料金体系と納期の柔軟性があるか
- 無料トライアルやサンプル翻訳が可能か
ケースクエアの技術翻訳サービスの特徴
株式会社ケースクエアでは、以下のような体制で高品質な技術翻訳をご提供しています
- 各分野に特化したプロ翻訳者が対応
- ネイティブチェックとダブルチェックによる品質保証
- 用語集作成・翻訳メモリ活用での用語統一
- 多言語同時展開・DTP編集・印刷まで対応可能
- 技術翻訳と契約書翻訳をワンストップで提供
- 実績多数(自動車、機械、医療、ICT 等)
技術翻訳の対象となるもの
技術翻訳はさまざまな分野で発生し、対象文書も多岐に渡ります。
工業技術分野
技術特許・製品カタログ・企業ホームページ・作業手順書・取扱説明書・仕様書など
IT分野
ソフトウェア開発仕様書・Webサイト・プログラム設計書・ユーザーズマニュアルなど
医薬分野
学術論文・試験報告書・治験関連文書・添付文書・マーケティング資料など
金融・法務
契約書・社内規定・人事・社内教育・広報・金融レポートなど
技術翻訳で依頼できること
技術翻訳では、具体的にどのようなことを依頼できるのでしょうか?一般的な技術翻訳のサービス内容を見ていきましょう。
翻訳
対象分野の知識を持った翻訳者による、専門文書の翻訳(日本語→外国語/外国語→日本語)
校正(クロスチェック)
翻訳後、第三者が行う翻訳内容のチェック。より精度の高い翻訳に仕上げられます。(チェックする項目や作業内容は翻訳会社によって異なります。)
ネイティブチェック
英語ネイティブの作業者が翻訳内容をチェックします。ネイティブの視点で不自然な表現などを修正し、より自然な英語に仕上げます。
技術翻訳の料金相場
技術翻訳の料金相場はどのくらいなのでしょうか?ここでは、日本翻訳連盟が出している技術翻訳料金と一般的な翻訳会社の料金の目安(当サイト調べ)をご紹介します。
<日本翻訳連盟>
英文→和訳(税別) | 文字単価 |
---|---|
コンピューターマニュアル | 28円/1ワード |
一般科学・工業技術 | 28円/1ワード |
金融 | 30円/1ワード |
経営管理・財務・契約書 | 30円/1ワード |
医学・医療・薬学 | 35円/1ワード |
特許明細書 | 26円/1ワード |
和文→英訳(税別) | 文字単価 |
---|---|
コンピューターマニュアル | 20円/1文字 |
一般科学・工業技術 | 21円/1文字 |
金融 | 25円/1文字 |
経営管理・財務・契約書 | 25円/1文字 |
医学・医療・薬学 | 30円/1文字 |
特許明細書 | 30円/1文字 |
<翻訳会社>
英文→和訳(税別) | 文字単価 |
---|---|
IT・情報通信 | 14円/1ワード |
工業技術 | 15円/1ワード |
財務・会計、金融 | 16円/1ワード |
契約書・法務・法律 | 14円/1ワード |
医薬・化学 | 17円/1ワード |
特許・知財 | 18円/1ワード |
和文→英訳(税別) | 文字単価 |
---|---|
IT・情報通信 | 9円/1文字 |
工業技術 | 10円/1文字 |
財務・会計、金融 | 10円/1文字 |
契約書・法務・法律 | 9円/1文字 |
医薬・化学 | 13円/1文字 |
特許・知財 | 10円/1文字 |
※翻訳会社によって料金に含まれるサービス内容が異なるので注意が必要です。
技術翻訳の難易度
通常の翻訳に比べて技術翻訳は難易度が高く、高度な知識や翻訳技術が必要です。
技術翻訳の難しさには、例えば下記のような点が挙げられます。
専門知識が必要
同じ言葉を翻訳する場合でも、その言葉が「どの分野」の「どんな場面」で使われるかによって選択する訳語が変わってきます。翻訳者は、用語が使用される背景なども正しく理解した上で翻訳する必要があるため、難易度は非常に高いと言えます。
日本語と英語の文書構造の違い
日本語と英語では文書構造が大きく違います。
例えば、英語の文書では必ず主語が必要ですが、日本語ではたびたび主語を省略することがあります。そのため英文をそのまま翻訳すると不自然な翻訳になる場合があるのです。
例)「ABC application enables users to do 〜」
△「ABC アプリケーションを使うとユーザーは~することができます。」
◯「~することができます。」
技術翻訳では相手に「正確に」「確実に」伝わる翻訳が要求されるため、言語間の文書構造の違いを理解した上で慎重に翻訳を行う必要があります。
技術翻訳の品質を担保するポイント
技術翻訳の品質を担保するには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。
多言語の語学力
技術翻訳を担当する翻訳者は、母国語と翻訳ターゲット言語の両方において「正確に意味を読み取る読解力」と「正確で無駄のない表現力」が要求されます。
そのため、担当する翻訳者が高い語学力を備えていることが品質を担保する重要なポイントになります。
専門知識と経験
翻訳者に専門知識がないと、原文が何を意味しているのか理解できず誤訳につながったり、相手に伝わらない文章になってしまいます。
翻訳する文書に対して翻訳者がふさわしい専門性を持っているかどうかは、翻訳の品質を直接左右する大きなポイントです。
高いリサーチ力
翻訳者は翻訳原稿の内容を正しく理解して、正確に翻訳する必要があります。
そのためには信頼性のある情報を徹底的に調査し、裏付けをとるための高いリサーチ力が必要です。
正確な技術翻訳を安く依頼したいなら
一般的な技術翻訳の相場は10~30円程度ですが、弊社・ケースクエアでは1文字8円~というリーズナブルな価格で高品質・迅速なサービスを提供しています。
無料で文書の一部を翻訳するトライアルも行っていますので、「早く・正確で・安い」技術翻訳をお求めの方はお気軽にご相談ください。
株式会社ケースクエアが提供する技術翻訳のポイント
- 専任コーディネーターが一貫して対応いたします。
- 官公庁や大手上場企業など豊富な実績がございます。
- 高品質で短納期な翻訳を低価格で提供します。
- 技術翻訳について専門分野の知識をもったスタッフが翻訳を担当いたします。
- 初めてのお客様は「無料トライアル」が可能です。
- 守秘義務を徹底いたします。
弊社では、プロのコーディネーターがお客様のご要望にあわせて、お問合せから納品に至るまで細かく・丁寧に対応させていただきます。
リピート時にも同じコーディネーターが対応いたしますので、お客様を理解した上で柔軟に対応できるのが特徴です。
御社の翻訳業務のコンシェルジュだと考えていただき、お気軽にご相談ください。
技術翻訳例
◆過去実績の中からその一部を紹介します。守秘義務の為、お客様名は公開しておりません。
●英文原文
ShapeTapes are robust and flexible. They are made of plastic optical fibers mounted on spring steel substrates. The fibers are as robust during bending as the spring steel. In their covering sheaths, the ShapeTapes are much more sturdy than non-flexible materials, and much less likely to hurt objects or people on impact. Where the ShapeTape is not covered with a protective sheath(beyond the wrist clamps of arm tapes), it could be damaged by rolling over with a chair or shutting in a drawer. The sheathed portion can withstand most such events, but to be on the safe side, limit insults to falling on the tape or striking an arm, leg, or torso against a hard surface with the tape in between. Those events are well within the abilities of ShapeTape to withstand. After all, ShapeTapes are routinely used in crash testing. For any portion of a tape, avoid bends sharper than 25mm(1 inch) radius.
●和訳
シェイプテープは強靭ですが柔軟性があります。シェイプテープはバネ鋼基板上にプラスティックファイバーがマウントされています。ファイバーはバネ鋼のように折り曲げても強靭です。シェイプテープのカバーは非伸縮性材料を使ったカパーよりも強靭で、衝撃によって商品や人を傷つける恐れがありません。シェイプテープに事故防止用カバー(通常、腕部シェイプテープのリストクランプの外に設置)が使用されていない部分は、椅子の横転や引き出しの開閉によってダメージを受ける恐れがあります。カパーを付けた部分はこうした場合にも安全ですが、安全をより確実にするにはシェイプテープにものが当たらないようにする、あるいは、腕部、脚部、胴体に装着したシェイプテープが硬質材にぶつからないようにしなければなりません。ほとんどの場合、シェイプテープの機能によってこうした事故を防ぐことが出来るでしょう。つまり、シェイプテープは定期的にクラッシュテストを行っているからです。シェイプテープは半径25mm(1インチ)以下に折り曲げないでください。
●英文原文
A conceptual model of a ground-water flow and hydrologic system is an interpretation or working description of the characteristics and dynamics of the physical hydrogeologic system. The purpose of the conceptual model is to consolidate site and regional hydrogeologic and hydrologic data into a set of assumptions and concepts that can be evaluated quantitatively. Development of the conceptual model requires the collection and analysis of hydrogeologic and hydrologic data pertinent to the aquifer system under investigation. Standard guides and practices exist that describe methods for obtaining hydrogeologic and hydrologic data.
●和訳
地下水流および水理システムの概念的モデルは、物理的水理地質システムの解釈,または動的記述である。概念的モデルの目的は、サイトおよび地域における水理地質学上、水理学上のデータを量的に評価可能な仮定と概念のセットに統合することである。概念的モデルの開発には、研究対象の帯水層に関連する水理地質学上、および水理学上のデータが必要となる。水理地質学上、および水理学上のデータを取得する方法を説明する標準規格ガイドおよび実施方法は既に存在している。
技術翻訳実績一例
コーディネータ・翻訳者
翻訳コーディネータ 井上典子
プロフィール
東京都出身、米国メリーランド州Community College of Baltimore County卒。広告代理店、コンサートプロモーター社長秘書などの勤務を経て、当社入社。学生時代より翻訳仕事を始め、社会人になってからも社内翻訳を担当して、常に翻訳に絡んだ仕事を経験してきました。英語和訳、和文英訳のあらゆる分野(特に法務・契約書関連)のお客様に対応しています。月間30社様以上の翻訳案件に対応。コーディネータ歴12年。
主な担当実績
ライセンス契約書、賃貸借契約書、秘密保持契約書、業務委託契約書、労働契約書、工事請負契約書、定款、利用規約他
休日の過ごし方
愛犬のチワワとヨークシャーテリアと自宅でゴロゴロ過ごす。
コーディネータとして心がけていることは?
お客様が求めている内容を十分に理解し、ご要望に最大限お応えできるよう、細やかで迅速な対応に努めます。お客様の翻訳アシスタントとして精一杯のサポートをさせて頂いております。また、言語は生ものなので、その時代に合った用語や表現の情報収集を心がけています。
お客様へのメッセージ
「翻訳会社に問い合わせをするのは初めてで、どのように依頼したらよいのかわからない」「普通は自社でするが時間がないので外注先を探している」「膨大の文字数を数日以内で翻訳しなければならない」等々、様々なお問い合わせをいただいております。どんな難問でも精神誠意対応させていただきます。ぜひお問い合わせください。
翻訳コーディネータ 櫻葉汀美穂
プロフィール
福岡県出身、同志社女子大学卒。外資系ホテル、出版社などの勤務を経て、当社入社。社会人になってから翻訳の勉強を始め、フェロー・アカデミーとサン・フレア アカデミーにて実務翻訳を勉強。英語和訳、和文英訳について、契約書だけでなく、公的文書、留学関連資料などのあらゆる分野のお客様に対応しています。リピーター率90%以上。コーディネータ歴5年。
主な担当実績
ライセンス契約書、賃貸借契約書、秘密保持契約書、業務委託契約書、労働契約書、工事請負契約書、定款、利用規約、レターオブインテント、議事録、国際売買、合弁事業契約、公的文書(戸籍謄本、住民票、現在事項全部証明書など)他
休日の過ごし方
ウォーキング、トレッキング、登山、キャンプなど。
コーディネータとして心がけていることは?
常に勉強を欠かさないこと。スピード感ある対応とお客様のご希望を丁寧に聞いて、最善の方法で最適なサービスを提供できるように心がけています。納期厳守で翻訳作業を行っており、納品後も10日以内の修正・再翻訳については随時対応させていただいております。
お客様へのメッセージ
契約書はもちろんのこと、翻訳に関するあらゆるご相談に応じています。お客様のご要望をお聞きして最善のご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
翻訳コーディネータ T.O.
プロフィール
大阪出身。甲南大学英語・英語文学部卒業。ニューヨーク州立大学フレドニア校ビジネスコース修士号取得。卒業後はニューヨークの日系I T会社でロジスティックを中心とした数々のプロジェクトに携わっていました。現在もニューヨークに在住しており、在米歴は21年になりました。コーディネーター歴は10年となります。さまざまな翻訳分野に対応しており、生きた英語とわかりやすい日本語をお客様に提供しております。
主な担当実績
IT、技術、マニュアル関連、契約書、医療、文学、アート、ファッションなど。
休日の過ごし方
家のバックヤードで家族&友人とBBQ
コーディネータとして心がけていることは?
お客様のご要望にお答えできるよう明確でまた迅速な対応を心がけております。私はニューヨーク在住ですので時差がございますが、それをアドバンテージとなるような対応をしております。例えば日本時間夜にお問い合わせいただいても、日本の早朝にお見積もりをお届けすることができます。日々たくんさんのニュースを聞き、生の英語を翻訳に反映できるように日々精進しております。
お客様へのメッセージ
昨年から続くコロナ禍で世界は大きく変わり、インターネットの重要性がますます大きくなりました。それにともなりインターネット上に溢れる「言葉の力」が再認識されています。「翻訳」というコミュニケーションの要となる言葉に関する仕事に携わることに常に畏怖を感じています。お客様が伝えたいことや、知りたいことをきちんと昇華したいと思っています。
The strongest does not survive, nor does the wisest survive. The only one who survives is the one who can change by Charles Robert Darwin
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者であるー チャールズ・ダーウィン
翻訳者 磯崎美穂子
- 専門分野:契約書
- 学歴:国際基督教大学卒業(司法試験合格者)
- 職歴:大手翻訳会社
- 翻訳歴:15年
- 翻訳者から一言:日本最大手の翻訳会社退職後、独立してプロ翻訳者として契約書翻訳専門に仕事をしております。法律知識を活かして、お客様の仕事をサポートすべく品質の高い契約書の翻訳をさせて頂きます。
翻訳者 戸塚信子
- 専門分野:ビジネス関連契約書
- 学歴:青山学院卒業
- 職歴:不動産会社、法律事務所
- 翻訳歴:21年
- 翻訳者から一言:会社勤務時代より長きに渡り、実務で使われる契約書の作成、翻訳に関わってきました。特に不動産・土地・賃貸し関連の契約書に関しては30年近い経験があります。複雑な土地取引契約書など内容が専門的になりますので、実務経験を活かし、正確な翻訳に努めております。
翻訳者 下田美子
- 専門分野:契約書・法務文書
- 学歴:早稲田大学卒業
- 職歴:N E C株式会社
- 翻訳歴:20年
- 翻訳者から一言:会社員時代は法務部で主に海外取引先との契約書作成、締結に関わって参りました。その後プロ翻訳者として、契約書翻訳主体に仕事をしております。英日訳を担当しています。
翻訳者 リチャードコールマン
- 専門分野:契約書、裁判文書
- 学歴:UCLA卒業
- 職歴:在米法律事務所
- 翻訳歴:12年
- 翻訳者から一言:大学在学中交換留学で1年間、そして卒業後法律事務所の派遣で駐在期間5年間日本で生活し、日本語の勉強をしました。日本語能力検定試験1級保持者です。日本での法律事務所時代は日米間のビジネス契約書の企画・作成・翻訳をし、アメリカに帰国後も日本企業担当をしていました。また、多くの裁判文書の翻訳も手がけております。
翻訳者 豊岡実子
- 専門分野:法律、契約書
- 学歴:青山学院大学大学院卒業
- 職歴:S D Lジャパン
- 翻訳歴:11年
- 翻訳者から一言:行政文書、定款、登記簿、戸籍謄本、ビザ申請書類、不動産関連契約書、遺言書、相続関連契約書、その他契約書を専門に翻訳をしています。プロ翻訳者として独立して11年になりますが、日英訳、英日訳の両方を行います。
翻訳者 Stephen Le Busque
Nationality:Australian
I first visited Japan in 1999 as part of a student exchange program, and after completing my law degree at Monash University (Melbourne, Australia), I decided to come back to Japan to teach English. What was originally intended as a 1-year stay turned into something much longer, and after a few years teaching Eikaiwa classes and working as an assistant language teacher in the public school system, I started to dip my toes into the translation industry.
I have been working full-time as a freelance translator since 2010, and mainly specialize in contracts (outsourcing agreements, licensing agreements, purchase agreements, lease agreements, agency agreements, employment agreements, dispatch agreements, etc.), terms of use/terms of service, company rules and regulations, privacy policies and the like. I find that my knowledge of contract law and legal terminology that I obtained through my law degree gives me an edge in this area and allows me to deliver high-quality translations to the end client.
I enjoy translation work as it is challenging, keeps my brain active, and demands accuracy while also allowing room for creativity. Being location-independent has also afforded me the opportunity to broaden my horizons by living and holidaying in many different countries. Some of my favorite travel destinations are Turkey, Jordan, Thailand and the Philippines.
Outside of translation work, I enjoy bodybuilding, martial arts, watching the NBA and Aussie Rules football, sampling fine whiskey, and playing with my toy poodle “Morty”. I am currently based in Osaka, Japan.
国籍:オーストラリア
私は1999年に、最初に日本へ来た時は交換学生としてでした。その後オーストラリアメルボルンのモナーシュ大学で法学部を卒業し、英語を教えようと日本へ再度行くことを決心しました。当初1年の滞在予定で英会話教室で教えながら公立学校で英会話の先生として働きました。実際にはそれが長引き、最終的には翻訳業界にて日本で本格的にキャリアを進めることになりました。
2010年来、フリーランスの翻訳者として仕事をしております。専門分野は契約関連全般(業務委託契約書、ライセンス貸与契約書、購買契約書、リース契約書、代理店契約書、雇用契約書、派遣契約書など)、業務委託期間同意書、会社就業規則、個人情報保護規約などになります。大学にて学んだ法学の知識と経験が、私の翻訳の基礎となり、より高品質な翻訳をお客様へお届けしています。
私にとって翻訳の仕事はとてもチャレンジングで、自分の活性化になり、さらにより高品質な翻訳をすることで創造性を豊かにしてくれます。またこの仕事はロケーションフリーであり、コロナにより働き方が大きく変化した現代にマッチしています。過去に訪れたトルコ、ヨルダン、タイ、フィリピンは私が特に好きな国々で、それらの国に滞在中でも翻訳の仕事を続けております。
仕事以外では、ボディービル、マーシャルアーツ、全米プロバスケ観戦、オーストラリアフットボール、ウィスキーのテイスティング、そしてペットであるプードル犬のモーティと一緒に過ごすことを楽しみとしています。現在は大阪在住です。
翻訳者 Michael Brucia
Nationality:American
It has been my pleasure to work with K Square Honyaku Service for over a decade as a Japanese-English translator. After coming to Japan from the United States, I worked for a major Japanese telecommunications company in a global network monitoring and troubleshooting center, where I worked with both Japanese and overseas clients and vendors. This provided me with a solid knowledge of networking and computer terminology in both Japanese and English, which I draw on in my technical translations. However, my own interests are broad-ranging, covering everything from art and music to physics. This breadth of knowledge has served as a tremendous resource and allowed me to translate documents in a wide range of fields. Not only have I translated technical specifications and instruction manuals, but also public relations materials, cultural essays, financial documents, and even books on wildlife and flowers.
In translation, it is essential to convey both the content and the tone of the source document. Excessively literal translations may precisely reflect the meaning of the source document, but they are hard to read and understand. Taking excessive freedoms, on the other hand, will produce a translation that may be fluid and natural but misrepresents the source material. As a translator, then, I believe it is my job to produce documents which are clear and smooth yet accurate and precise.
I look forward to continuing to use my experience and knowledge to provide customers with translations that live up to and exceed their expectations.
国籍:アメリカ
英語翻訳者として長期に渡り、ケースクエア様と働けることは光栄に存じます。アメリカ合衆国より来日して以来、日本の大手通信会社にて、日本と海外のお客様に対してグローバルネットワークの監視とトラブルシューティングの仕事をしてきました。この経験がその後の翻訳者としての自分に、日本語と英語の両言語でのネットワークとコンピュータ関連用語・知識を与えてくれました。ただし私の好奇心はこの分野にとらわれず、美術、音楽、物理など広きにわたっています。広範な知識は私に違った分野の翻訳時の助けになっております。結果、今までの実績として、テクニカルな書類やマニュアルに限らず、広告関連資料や文化関連文書、財務関連資料などの翻訳をしてきました。
翻訳において重要なことは、文書の正確な訳だけでなく、その資料が持っている背景を理解して、最終訳文を仕上げることです。直訳になりすぎると内容は正確に訳されますが、読み手にとて不自然かつ難解な訳文になってしまいます。反対に、自由すぎる意訳は読みやすく自然な文章になりますが、原文の意味から乖離する危険があります。翻訳者として、常に心がけていることは、読みやすく理解しやすい文書であり、同時に原文内容を正確に伝えることです。
さらに翻訳能力を高めるべく、経験を積んでいきたいです。
翻訳者 S.S.
Nationality:Japanese/New Zealander
I was raised up in Tokyo but grew up speaking both English and Japanese with my family. My father is from New Zealand while my mother is Japanese. As a child, I loved reading English literature which sparked my love for languages and an interest in working as a translator or interpreter.
My expertise would be economics and finance as this is what I studied in university. I strive to always make sure my translation is accurate as well as natural. Some of my past noteworthy and challenging jobs include a brochure for a newly renovated aquarium and translation work for an elite foreign car manufacturer. I look forward to working on many other challenging translation jobs.
Currently, I am living in New Zealand and enjoying the wildlife this country has to offer. The flexibility of my job as a translator allows me to work on the go while traveling.
国籍:日本、ニュージーランド
私は東京で生まれましたが、英語・日本語のバイリンガルな環境で育ちました。父はニュージランド人、母は日本人です。子供の頃、英語の絵本を読むことが好きで、そのことが私の中に言語に対する情熱を育て、翻訳・通訳者としての道を選択しました。
私の専門分野は経済・財務であり、大学の専攻でした。翻訳時に気をつけていることは、正確かつ自然な文書に仕上げることです。過去の翻訳実績として代表的なものには、新造された水族館の紹介、高級外国車メーカーの一連の翻訳があります。
現在、私はニュージーランド在住で、ここの生活が気に入っています。フリーランス翻訳者であることで、生活の自由度が増え、ライフワークバランスを謳歌しています。
翻訳者 Jennie
Nationality:British
I come from Scotland and have a B.A. in Japanese Studies and Level 1 of the Japanese Language Proficiency Test. I lived in Japan for over 10 years and France for over 15 years. Now I live in the UK.
I started out as an English teacher then moved into events, coordinating exhibitions all over the world for Japanese clients. I then became a translator and have been translating, proofreading, writing and teaching for almost 20 years since then. I have also done a substantial amount of interpreting work.
I don’t specialise in any particular field in translation. I have a good knowledge of the telecommunications and education sectors but I can turn my hand to most general topics. I particularly enjoy translation work that helps to boost tourism in Japan and that provides information for foreign visitors.
I only accept work that I am confident I can complete. I like to spend a lot of time researching the subject before starting to translate. I have a strict checking system in place. Nobody is perfect so I often make notes for clients where I am unsure of the translation. I am always willing to work with the client to get the best possible outcome for them.
Translation is not an exact science. You can give the same piece of writing to ten different translators and you will get ten slightly different translations. The most important thing is to focus on accuracy while being flexible about interpretation so that the client doesn’t end up with an unnatural translation. I always make sure that the final translation reads naturally in English.
国籍:英国
私はスコットランド生まれで、大学にて日本語学を卒業し、その後、日本において日本語検定能力1級を取得いたしました。また過去には日本に10年以上住み、フリーランスでの翻訳業は15年以上の経験があります。現在は英国に住んでいます。経歴ですが、大学卒業後、英語の教師として働きました。その後日本のお客様に対するイベントコーディネーターの仕事を経験し、翻訳者になりました。それ以降20年近く、翻訳、プルーフリーディング、英会話の仕事をしています。また通訳としても働いています。
専門分野ですが、多岐にわたっています。過去の経験からテレコミュニケーション、教育分野、そして幅広く一般分野の翻訳を手掛けております。興味があるのは、旅行関連で、日本におけるツーリズムと外国人訪問者への情報提供です。
私の信条として自分が自信を持って翻訳できる案件のみを受けています。私の翻訳方法は、徹底したリサーチから始まります。現代ではいろいろな情報が飛び交い、刷新されますので、正しく、最新の情報に基づいた翻訳をする必要があるためです。ここに妥協はありません。誰もが完璧ということはありませんので、私の翻訳にはお客様用に気づいたことや翻訳者として疑問に思ったことをメモとして添付しています。
翻訳は科学ではありません。同じ原文でも10人の翻訳者の翻訳を見ると、詳細に目を配ると10通りの翻訳に仕上がります。大事なことは、正確性を保ちつつお客さまにとって自然な訳文を届けることです。そして英語としてこなれた翻訳文でなければいけません。