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英文契約書に適したフォントとは?おすすめの書体・サイズと作成時の注意点を解説

英文契約書はあらゆる事態を想定するために記載する条項が多く、長文になりやすい特徴があります。契約書に適したフォントを用いることで、誤読によるトラブルを防ぎ、「細部まで配慮している会社」という信頼感を与えられるでしょう。

英文契約書におけるフォント選びの基本

英文契約書のフォント選びが重要な理由

相手への配慮となる「読みやすさ」

文字が判別しやすいフォントを選ぶ心遣いは、ビジネスにおける基本です。
例えば0(ゼロ)とO(オー)、1(イチ)とl(エル)の見分けがつきにくい書体を選んでしまうと、金額や条文番号の誤認が起きるかもしれません。見やすいフォントを採用すれば、数字の確認ミスや単語の解釈違いによるトラブル防止にも役立ちます。

セリフ体とサンセリフ体の違いと与える印象

文字の端に飾りがある書体「セリフ体」の代表例はTimes New Romanで、伝統的でフォーマルな印象を与えるため英文契約書や法律文書で多く使われています。
一方、ArialやCalibriなど飾りのないシンプルな書体「サンセリフ体」はPC画面でも読みやすいため、Webサイト・プレゼン資料などのデジタル文書で広く利用されるようになりました。
このように書体は文章全体の印象にも影響するため「信頼感を重視」「読みやすさを優先」といった目的によって選ぶとよいでしょう。

既存の契約書や書類との統一感

過去の文書や既存フォーマットと同じフォントを使って契約書を作成すると、文書全体に統一感が生まれます。
従来はTimes New Romanを使用している場合、新しい契約書だけ別のフォントにすると文字幅やレイアウトが変わって不自然な印象を与えかねません。また、フォントの統一はレイアウト崩れの防止・データ共有の効率化など文書管理上のメリットもあります。

英文契約書でよく使用されるフォント3選

1.Times New Roman

「Times New Roman」は伝統的で格式の高い印象を与えるセリフ体フォントで、金融業界・法律事務所・外資系企業の契約書などの信頼性や正式感が重視される場面で広く利用されています。長文でも文章の流れを追いやすく、契約条項が多い文書に適しているのが特徴。過去の契約書でも採用例が多く、テンプレートも豊富で作成しやすい点もメリットです。

2.Arial

「Arial」はWebサイト・印刷物などで普及しているサンセリフ書体の代表格で、PC画面でも読みやすい美しいデザインが特徴です。WindowsとMacのようにOSが異なる相手との文書共有でもレイアウト崩れが起きにくいため、メール・プレゼンテーション・オンライン契約書などのビジネス文書でも広く利用されています。

3.Calibri

「Calibri」は2007年から2023年までMicrosoft Officeで標準採用されていたフォントです。モダンで柔らかい印象を与える書体で、文字間隔や線のバランスが調整されているため文字密度が高くても画面上での視認性が優れているのが特徴。Word・PowerPoint・Excelなどで作成する社内資料や、プレゼンテーション・メール文書・報告書など幅広いビジネスシーンで利用されているフォントです。

英文契約書に適したフォント選びとレイアウトのコツ

英文契約書のフォントを選ぶ際の注意点

WindowsとMac間のOS互換性に気をつける

契約書を作る際、特定のOS専用フォントを使うのは好ましくありません。Windows専用フォントを使った文書をMacユーザーに送ると、Macは別のフォントに自動置換して表示するため文字幅や行間が変わり、改行位置がずれる可能性があります。番号やレイアウトの整合性が重要な英文契約書には特殊フォントの使用を避け、ArialやTimes New RomanなどのWindows・Mac双方の互換性があるフォントを使いましょう。

日本語と英語が混ざる場合のフォントの組み合わせ

日英併記の契約書では、書体の系統を揃えて統一感を出しましょう。例えば法律文書に使われる明朝体とTimes New Romanの組み合わせ・オンラインサービス規約で用いられるゴシック体とArial・Calibriとの組み合わせなどです。
書体の系統を統一することで視覚的な違和感が解消され、信頼感のある仕上がりになります。

見出しや強調箇所でのルールの統一

英文契約書では、強調したい部分ごとにフォントを変えるのは避けましょう。文書全体の統一感が薄れて読みづらくなるうえに、相手から「後から追記した部分なのではないか」と警戒されるリスクがあります。
重要条項を目立たせる際は、フォントを変えずに太字や下線を使うとよいでしょう。金額や期限を強調すれば読み手も重要情報を確認しやすくなります。

英文契約書に最適なレイアウト・サイズ設定

本文は10.5pt〜12ptが標準的なサイズ

英文契約書の文字サイズは10.5pt〜12pt程度が適切とされています。 文字が小さすぎると条文や注記が読みにくくなって重要事項を見落とす恐れがありますが、大きすぎる文字はページ数を増やし、確認作業や印刷コストの負担につながりかねません。本文は11pt前後、見出しはやや大きめに設定して読みやすさと文書全体のバランスを取るとよいでしょう。

読みやすさを確保するための行間調整

英文契約書では1.15〜1.5行程度の行間を設定するのが一般的です。行間が狭すぎると文字が密集して見え、重要条項の読み飛ばしや確認ミスなどのトラブルを招きかねません。特に秘密保持条項や損害賠償条項のような長文の場合は適度な行間があれば視線を追いやすくなり、確認作業の負担を軽減できます。

余白(マージン)と文字の揃え方(両端揃え)

海外企業や法律事務所でも広く採用されているのが、左右の余白を適切に確保し文章の左右を揃える「両端揃え」です。適切な余白を設定すれば読みやすさが向上し、相手方が条文を確認しやすくなります。フォントだけでなく余白や段落設定にまで配慮すれば、英文契約書全体の信頼感や完成度を高められるでしょう。

正確な英文契約書の翻訳・作成をプロに依頼するなら

英文契約書では読みやすいフォント選びやレイアウトの調整も大切ですが、それ以上に重要なのが法務知識に基づいた正確な翻訳です。契約書は単語一つで責任範囲や法的解釈が変わる場合もあるため、契約実務・法律用語に精通した翻訳者による確認が不可欠です。
株式会社ケースクエアは英語と法律分野に強い翻訳スタッフが在籍しており、契約書翻訳の実績も豊富。海外取引先への提出書類・登記・裁判資料などに利用できる「翻訳証明書」の発行にも対応しています。
料金は日本語1文字・英単語1ワードあたり8円からとリーズナブル。公式サイトでは文字数を打ち込むだけで見積もりができる「日→英翻訳 料金シミュレーター」も利用できるので、まずはサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

英文の契約書作成では、フォント選びとレイアウトも大切。相手国の法律事情に応じた書式、読みやすく文字化けしないフォントなどの細かい配慮は契約先からの印象アップにつながります。
法務に精通した翻訳会社に契約書の翻訳を依頼すれば、文章の誤訳や法解釈の違いによるトラブルも防げるでしょう。正確で読みやすい契約書は、ビジネスを有利に展開する基盤といえます。