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アメリカ留学に必要なビザの取得方法とその手順とは?

アメリカ留学ビザの取得方法と手順を解説

アメリカ留学で長期滞在するためには、基本的に学生ビザが必要となり、学生ビザにはF-1ビザ・M-1ビザ・J-1ビザという3種類があります。

・F-1 ビザ
アメリカの語学学校や私立高等学校、大学、大学院などで学ぶ留学生のための学生ビザ
・M-1ビザ
アメリカ国内の専門学校へ通う留学生のための学生ビザ
・J-1ビザ
交流訪問者プログラムに参加する目的でアメリカに滞在する留学生のためのビザ

ここからは、学生ビザ取得の方法と手順を解説します。

パスポートの取得・更新

パスポートは滞在予定期間に加えてさらに6ヵ月の残存有効期間が必要です。事前に確認し、有効なパスポートを準備しましょう。

留学先の学校へ申し込み入学許可証(I-20)を入手する

学生ビザの申請には、留学先の学校責任者によって署名された入学許可証(I-20)が必要です。
留学先の学校に出願の申し込みを行い、学校に指示された必要書類を送付後、無事入学が許可されると入学許可証(I-20)が発行されます。

ビザ申請書(DS-160)の提出

DS-160は、アメリカ大使館のWebサイトからオンラインで提出するビザの申請書です。
申請に必要なものは下記の通り。

  • パスポート
  • I-20
  • 証明写真のデジタルファイル

DS-160は入力する情報が多く、完了までには1時間半程度かかるため、時間に余裕を持って取り組みましょう。

ビザ申請料の支払い

ビザ申請料は、アメリカ大使館のWebサイトでアカウントを作成し、オンラインで支払います。
支払い時に必要なものは下記の通りです。

  • パスポート
  • DS-160申請確認ページ
  • クレジットカード
  • I-20

面接予約

ビザ取得のためには、アメリカ大使館や領事館で行われる面接を受ける必要があります。面接の予約はアメリカ大使館のWebサイトから可能。面接予約確認書は面接の当日に必要になるので、印刷して当日忘れずに持参しましょう。
なお、2023年12月31日までの期間にF-1ビザ、M-1ビザ、または特定のJビザを初めて申請・更新する場合、以下の条件を満たしていれば面接なし、かつ郵送でビザを申請可能です。

<適用条件>
・日本国籍を持っている
・日本に滞在している
・F、Mまたは特定のJビザを申請する(中高生、大学生、教授、研究者、短期滞在学者、専門家に限る)
・過去に日本および海外で逮捕経歴がない
・過去にESTAで渡米しており、ESTA申請を拒否されたことがない
・ビザの種類に関わらず、14歳以降にアメリカのビザを発行されたことがある

SEVIS登録費の支払い

ビザ申請にあたっては「SEVIS」への事前登録が必要です。
SEVISとはStudent and Exchange Visitor Information Systemの略で、アメリカ国土安全保障省が管理する留学生情報の管理システムのこと。アメリカに留学する学生の情報をデータベース化・管理する目的で運営されているもので、ビザ面接日の3日前(大使館・領事館の休館日を除く)までに登録費用の支払いを完了しなくてはなりません。
アメリカ大使館のWebサイトからSEVIS費用の支払いページにジャンプできます。支払い済み証明書も面接で必要になるので、印刷して当日忘れずに持参しましょう。

大使館・領事館での面接

予約したアメリカ大使館または領事館(東京・大阪・札幌・那覇)で面接を行います。
面接時に必要な書類は以下の通り。

  • 面接予約確認書
  • DS-160申請書の確認ページ
  • 証明写真(5cmx5cm)
  • パスポート
  • 過去10年間に発行された古いパスポート(あれば)
  • I-20
  • SEVIS費の支払い確認書 など

面接では学習の目的のほか、留学費用は誰が支払うか、滞在場所や滞在方法などを質問されます。

ビザ付きのパスポートが返却される

面接で問題がなければ、後日学生ビザが貼り付けられたパスポートが返却されます。
受取方法として、大使館で直接受け取る方法と郵送が選択可能。
郵送の場合は別途3,410円(2023年3月1日現在)かかります。

アメリカの留学ビザ申請に必要な書類・料金まとめ

アメリカの留学ビザ申請に必要な書類

アメリカの留学ビザ申請に必要な書類は下記の通り。

  • パスポート
  • ビザ申請書(DS-160)
  • 証明写真1枚
  • 入学許可証(I-20)
  • SEVIS料金支払い確認書
  • 財政証明書(銀行口座の残高証明書など)
  • 面接予約確認書
  • 本国との結びつきを証明する書類(在学証明書など)

パスポートは過去10年間に発行された古いパスポートも含め提出が必要です。
証明写真はカラーで背景が白のもの、サイズは5cm×5cmという指定があります。

預金通帳や在学証明書など日本語の書類については必要に応じて翻訳会社へ翻訳を依頼する必要があるため、早めに準備しましょう。

アメリカの留学ビザ申請に必要な料金

アメリカの留学ビザ申請に必要な料金は下記のとおりです。
・パスポート発行費用…10年間有効=16,000円/5年間有効=11,000円
・学生ビザの申請料金…160ドル
・SEVIS登録費用…350ドル
・パスポート返送時郵送費用…3,410円

アメリカ留学ビザを取得するまでの時間

アメリカ留学ビザの取得には、大使館での面接から1~4週間程度かかります。書類に問題があった場合には再申請が必要となることもあるので、変更やキャンセルができない航空券の予約などは避けるようにしましょう。

ビザ申請の期限やパスポート発行にかかる日数や書類の翻訳期間などを確認し、渡航までのスケジュールを考慮して余裕を持ったビザの申請準備を進めるようにしてください。