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アメリカ留学するならTOEFLとIELTSどっちがいいの?

「TOEFL」と「IELTS」のテスト内容の違いとは?

アメリカの大学・大学院への留学で求められる英語能力のスコア。そのスコアを示す試験として代表的なものが「TOEFL」と「IELTS」です。
学校によってはどちらのテストのスコアを提出するか選択できますが、それぞれどのような内容なのでしょうか。項目ごとに特徴を比較していきます。

「TOEFL」と「IELTS」の特徴を比較

<テスト時間>

  • TOEFL:3時間
  • IELTS:2時間45分

<受験料>

  • TOEFL:245ドル(約37,400円 ※2023年6月20日時点の為替レート)
  • IELTS:27,500円
    25,380円(JSAFが実施するペーパー形式)

<受験できる場所>

  • TOEFL:全国54箇所または自宅
  • IELTS:コンピューター版…東京・大阪・京都の5会場または自宅
    ペーパー版…全国16都道府県

<解答形式>

  • TOEFL:リーディングとリスニング…選択問題
    スピーキング…ヘッドセットマイクに向かって解答
    ライティング…タイピング
  • IELTS:リスニング・リーディング…選択・記述問題
    スピーキング…試験官と対面で実施
    ライティング…手書きまたはタイピング

<解答方法>

  • TOEFL:インターネット
  • IELTS:紙またはインターネット

<テスト日程の頻度>

  • TOEFL:【会場試験】ほぼ毎週(基本的に土日のみ実施)
    【自宅試験】週4回、24時間受験可能
  • IELTS:ほぼ毎週

<スコアの出し方>

  • TOEFL:合計得点(120点満点)
  • IELTS:リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能の平均点
    ※各技能の点数は1.0~9.0の間で0.5区切り(バンドスコアといいます)

<テスト内容>
■リスニング

  • TOEFL:音声を全て聞いた後に初めて問題を確認して解答
  • IELTS:音声を聞きながら解答できる。問題を確認できる時間あり

■リーディング

  • TOEFL:学術的な文章で難易度が高いが、問題が上から順に出題されるため解答しやすい。
  • IELTS:本や新聞、雑誌から出題される文章なので読みやすいが、穴埋めや並び替え問題など出題方法が複雑。問題によっては文章を行き来しないといけないため解答しにくい。

■ライティング

  • TOEFL:読んで聞いたことをまとめる問題があり、ライティング以外にもリーディング力、リスニング力が必要。
  • IELTS:図表の読み取り問題がある。採点基準が厳しく、4技能中1番スコアが取りにくい。

■スピーキング

  • TOEFL:マイクに向かって話す形式。読んだり聞いたりしたことを要約して話す問題が出題されるため、ライティングと同様に読み聞きとまとめる力も試される。
  • IELTS:ペーパー試験・コンピューター試験ともに試験官と直接会話する。質問が理解できなければ聞き返すことができる。

<扱われる英語>

  • TOEFL:アメリカ英語
  • IELTS:イギリス英語

<出願先に結果が届くまでの日数>

  • TOEFL:事前に送付依頼をしている場合、テスト日の約11日後にETSから発送
    アメリカ・カナダ…発送後7-10日
    日本…テスト日から4-6週間
  • IELTS:申込から送付まで5営業日ほど要する
    (※各テストセンターで手続き・発送するため、到着日数が異なる)

<スコアの有効期限>

  • TOEFL、IELTSともにテスト日から2年間

「TOEFL」と「IELTS」はどちらを選ぶべき?

留学希望の大学の受験資格を確認する

アメリカの大学へ留学する場合、これまではTOEFLが基本とされていましたが、現在ではIELTSのスコアも使用できるようになってきました。
ただし、学校によってはスコアを提出する試験をどちらかに限定している場合があるため、留学したい大学がどちらの試験を採用しているのかきちんと確認しましょう。

テスト内容との相性で選ぶ

・使われる英語のアクセントが異なる
TOEFLはアメリカ英語が使われているのに対し、IELTSはイギリス英語が使われています。聞き取りやすいほうを選ぶというのもポイントです。

・タイピングが得意かどうか
TOEFLはコンピューター試験のみですが、IELTSはコンピューター試験に加えてペーパー試験があります。ライティングではエッセイなど長文を書くので、タイピングが苦手な方はIELTSがよいでしょう。

・試験時間の長さ
試験時間はTOEFLが3時間、IELTSが2時間45分とさほど変わりませんが、IELTSはスピーキング試験が別の日に行われることがあります。1日で全て終えたい方はTOEFLを選ぶとよいでしょう。

・スピーキングの違い
TOEFLはマイクに向かって話しますが、IELTSは試験官と1対1で話します。
どちらが話しやすいか・緊張しないか、自身との相性を考えてみてください。

・IELTSは平均点方式なので苦手な部分をカバーしやすい
TOEFLは各スキルの合計点数でスコアが算出されますが、IELTSは各スキルの平均点で算出されます。苦手な分野がある方はIELTSのほうが得点を高めやすいでしょう。