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アメリカ留学では何を学びにいく人が多いの?

何を学ぶためのアメリカ留学?主に学べる分野とは

アメリカは日本の大学に比べて柔軟かつ多様性もあり、留学先として人気があります。ですが、実際のところアメリカ留学している人は何を学んでいるのでしょう?また、日本の大学との違いはどのようなものがあるのでしょうか。

日本とアメリカの大学で学ぶ専攻の決め方

日本とアメリカの大学の大きな違いが専攻の決め方。まず専攻を決める時期が異なり、アメリカでは学期ごとにアドバイザーに相談しながら学部変更をします。
日本では入学時に学部を決めるため、入学後に思っていた内容と違った場合は退学して新たに大学受験をしなくてはなりませんが、アメリカの大学は入学後にも興味関心に応じて学ぶ分野を変更することが可能です。

また、日本の大学では専攻を1つ選びますが、アメリカの大学ではダブルメジャーといって専攻を2つ選べます。最初の2年間は一般教養を、残りの2年間でそれぞれの分野を履修。関連分野を少しだけ学びたい場合には副専攻(マイナー)をとるという選択肢もあります。
マイナーは必修科目が18~33単位と少ないため、ダブルメジャーよりも履修のハードルが下がるというメリットも。専攻と副専攻をとる学生が多く見受けられるのもそのためです。

アメリカの大学で学べる分野

アメリカの大学には600を超える専攻分野があり、選択肢が豊富。具体的にどのような学科があるのか、人気の分野を中心にご紹介します。

<ビジネス系>
ビジネス学、国際ビジネス学、ファッションマーチャンダイジング、ホテル・ホスピタリティ学、観光学、不動産学など

<理数系>
医学、薬学、看護学、獣医学、航空学(パイロット)、応用物理学、生理学、化学、天文学、天文物理学、生命工学、宇宙工学、遺伝学、海洋生物学、海洋学、地質学、環境学、動物学、自然科学、情報処理学、コンピュータサイエンス、建築工学、機械工学、電子工学、原子工学、応用数学、統計学、建築学、環境デザイン学、栄養学、健康管理学、作業療法、理学療法・アスレティックトレーニングなど

<人文学・語学系>
広告学、コミュニケーション学、デジタルメディア学、ラジオ&TV学、ジャーナリズム、人類学、考古学、天文学、歴史学、言語学、文学、外国語、法学、哲学、アメリカ研究、アジア研究など

<社会学系>
国際関係学、コミュニケーション学、経済学、教育学、幼児教育、地理学、心理学、宗教学、社会学、政治学、福祉学など

<経営学系>
会計学、財政学、経営学、マーケティング学、企業学など

<IT系>
コンピュータサイエンス、コンピュータ工学、ハードウエア学、ソフトウエア学、ネットワークエンジニアリング学、セキュリティ構築学、コンピュータ情報システム、経営情報システム、マルチメディアデザイン、コミュニケーションデザイン、E-Businessなど

<芸術系>
映画学、映像学、デザイン、グラフィックデザイン、アニメーション、ファッションデザイン、インテリアデザイン、舞台芸術、ダンス、音楽、音楽理論、写真学、美容学など

留学費用を抑えられる「コミュニティ・カレッジ」では何を学べる?

コミュニティ・カレッジとは公立の2年制大学のこと。もともとは地域住民のためにつくられたもので、アメリカ全土の各都市にキャンパスがあります。大学と専門学校の中間的な存在といってよいでしょう。
学費が安いので留学費用が抑えられ、入学難度も低いのが特徴です。

コースは4年制大学への編入目的の進学プロブラムと職業技術や専門技術を集中的に学べる職業プロブラム、大きく分けて2つがあります。進学プログラムは4年制大学の最初の2年間で学ぶ内容と同じものを履修し、編入を目指す形となります。

コミュニティ・カレッジで学べる内容として人気の専攻には、経営学、工学、コンピュータ科学、コンピュータ・グラフィックス、インターネット・テクノロジー、マルチメディア、ホテル・マネジメント、レストラン・マネジメント、心理学、会計学、幼児教育、環境保護などがあります。

履修した科目の単位は、4年制の大学への編入時にその大学の単位として認められるのもコミュニティ・カレッジならでは。ちなみに、アメリカの4年制の大学に入るには入学時点で高い英語能力が必要となるため、語学力に不安がある場合はコミュニティ・カレッジの進学準備コースで学んでから4年制の大学に編入する方法が有効です。

アメリカに留学して学ぶ魅力とは?メリット・デメリットまとめ

アメリカ留学のメリット

・本場の英語が身につけられる
ネイティブならではの言い回しや発音が習得できます。アメリカ英語は世界的に話されている標準的な英語なので、広く通用する英語を身につけたい場合はアメリカで学ぶ意義があるといえるでしょう。
地方にいくと訛りがある場合もあるので、都市部の大学を留学先に選ぶと標準的な英語を学びやすくなります。

・学校が多い
アメリカの大学数は認定されている学校だけでも約4,000校。国立大学は各州に少なくとも1つはあり、そのほかに私立大学・総合大学・専門分野に特化した専門大学・2年制のコミュニティ・カレッジなどがあります。必然的に選択肢が多くなるので、より自分にマッチした分野を見つけられるでしょう。

・世界中から来ている学生と交流できる
多種多様な文化や考えに触れられ、視野が広がるのも大きなメリット。多様な価値観に触れられるので、学問的な知識以外のものも得られます。世界各国から集まった優秀な人々と出会い人脈が広がることにより、キャリアプランにもよい影響を与えてくれるでしょう。

・質の高い教育が受けられる。
アメリカは世界の研究の最先端を走っている分野が多いので、質の高い教育を受けることが可能です。たとえば、経営学修士(MBA)の取得ができる学校としてアメリカの大学院は非常に高い評価を得ています。

・最新のサービスやビジネスに触れられる。
アップル・マイクロソフト・グーグル社など、名だたる企業やスタートアップ企業があるのがアメリカ。アメリカ経済は世界をリードしているといってもよく、最新のサービスやグローバルにビジネスを展開する企業の戦略をいち早く目にすることができます。

・アメリカ式の授業スタイルを経験できる。
アメリカの大学授業は基本的に参加型のスタイルで、日本の受け身型の授業とは異なるのも特徴。一方的に講義を受けるのではなく、学生たちが意見を出し合いディスカッションしながら答えを導き出していきます。社会に出た時に必要とされる実践的な自己アピール力や交渉力、ファシリテーション力などを養えるでしょう。

アメリカ留学のデメリット

・費用が高い
都心部は物価が高い傾向にあるため、学費以上に家賃や生活費が高くなることを考慮しておかなければなりません。アメリカの都心部で生活をしたいなら、より入念に資金を準備する必要があります。もし予算に限りがあるならば、留学先を地方都市にするなどして全体的にかかる留学費用を下げることも検討するとよいでしょう。

・治安が悪い
アメリカの治安は地域や都市によってもかわりますが、銃社会であることは前提として忘れてはいけません。日本の安全は世界でもトップレベル。日本の「安全」とアメリカの「安全」は同じではないと考えましょう。基本的な自衛策を徹底し、自分の身は自分で守るというスタンスが必要となります。

・車がないと大変な地域もある
公共交通機関が日本のように発達していないため、留学先によっては車がないと移動が不便という場合も。都心部は地下鉄等で移動できる可能性がありますが、地方都市に留学する際はあらかじめ大学への交通手段も調べておくとよいでしょう。アメリカは国土が広いので各都市間の距離が長く、隣の州に行くのにも日本で隣の県に行く感覚とは全く異なります。

「何を学ぶ」のかを明確にすることはアメリカ留学では大切な要素。留学して良かったと思えるよう、事前にしっかりとメリット・デメリットをふまえながら情報を取捨選択し、よりよいアメリカ留学となるよう検討しましょう。