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アメリカ留学の出願に必要なエッセイの書き方、ポイントとは?

アメリカ留学に必須!英文エッセイの構成・書く手順まとめ

日本のエッセイは論文的なスタイルや随筆のようなものがほとんどですが、英文エッセイは「何を学びたいのか」「なぜこの学校が適しているのか」など自分の考えを伝えるために作成します。まとめ方にフォーマットはありませんが、全体の構成やストーリー性・正確性などをしっかり評価してもらうためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

英文エッセイの構成

・Introduction(導入・序論)
これからエッセイを読んでもらう上で知っておいてほしい一般的な知識や背景を説明し、簡潔に自分の主張を伝える部分です。自分の主張の土台として客観的な事実があることを示すだけでなく、読者に対する問いかけなども行い、エッセイに対する興味関心を高められるようにしましょう。

・Body(本論)
Introductionで提示した問題に対して、自分自身が何を思っているのかを述べるパート。いわば英文エッセイの核にあたります。ポイントとなるのは論理展開。なぜそのような考えに至ったのか、プロセスや事例を示しながら結論へつなげましょう。誰が読んでも納得できる内容になっていることが大切です。
Bodyは、要点となるTopic Sentence、具体例を記載するSupporting evidence、主張の正当性を明示するDiscussionの順番で組み立てます。日本のエッセイのように事実を羅列するだけではなく、根拠に基づいた自分自身の考えをまとめるようにしましょう。

・Conclusion(結論)
エッセイの総括・まとめとなる部分です。英文エッセイでは同じ表現を繰り返し使うことが敬遠されるため、Discussionで用いた表現とは変えなければなりません。エッセイから一貫性が損なわれてはいけないため、異なる言葉・表現を用いつつも意味が変わらないように構成しましょう。

アメリカ式のエッセイを書く流れ

・お題を理解する
自分自身がお題を理解していなければ、相手に説明はできません。英文エッセイに求められる一貫性は、自身の深い理解があって成立します。
「エッセイの作成」には文章力が求められると思いがちですが、本当に必要なのは理解力です。脱線した内容にならないように、英文エッセイで何を問われているのか理解するところから始めましょう。

・アウトラインを決める
対象への理解を深めたらアウトラインを決めます。Introduction・Body・Conclusionの3点について、大まかな流れを考えましょう。特にBody部分の構成をある程度決めると、エッセイの大枠が完成します。

・エッセイを執筆する
アウトラインを踏まえて執筆を進めますが、最初から綺麗に仕上げようと考えるのは避けたほうがよいでしょう。書き上げてみた後に読み返し、何度も修正を繰り返すことでよりよい英文エッセイに仕上がります。

・第三者に見てもらう
英文エッセイを書き終えた後にセルフチェックを行うのはもちろんですが、ささいな間違いや違和感は自分自身では気づきにくいものです。第三者に見てもらうことで、見落としていた矛盾や誤解を指摘してもらえるでしょう。

英文エッセイを書く際のポイント・注意点

正しい文法で書く

エッセイは、口頭でのコミュニケーションのように相手の反応を見ながら補足をしたり、表現を変えたりできません。意図とは違う受け取られ方をしないように、正しい文法を用いた表現を徹底しましょう。
また、文字数が足りないからといって回りくどい文章を書くのは読者の理解を妨げます。構成の段階で文字数配分を考えておき、それでも不足してしまった場合は、説明が不十分ではないか・さらに理解を深めてもらうために補足できる情報がないかなど、プラスアルファの情報を加えるようにしてください。

結果や事実を基にまとめる

英文エッセイは、自分自身の想像や希望的観測を基に執筆するものではありません。そういったエッセイは小説として取り扱われてしまうことも。ある結果や事実に対してどう思っているのか、自分の考えを述べるようにしましょう。

接続詞のボキャブラリーを増やす

文章表現に幅を出すためには、接続詞のボキャブラリーを増やすことが重要です。一貫性を持たせるために同じ言葉ばかり多用すると、語彙力が低いと判断されかねません。エッセイは自分自身が思っていることを伝えるものですが、どのような表現を用いているかも見られています。

盗作・コピペをしない

当然ですが、英文エッセイの作成において盗作・コピペを行うのは論外です。ネット上の記事やChatGPT・Bingのような対話型AIで生成したデータをコピペしてしまえば、エッセイを短時間で仕上げられるでしょう。しかし、盗作・コピペが露呈した場合のリスクは計り知れません。英文エッセイとしての価値がなくなるだけではなく、自分自身の信頼を損ねてしまいます。
「バレなければ大丈夫」と思うかもしれませんが、コピペ・盗作を発見するためのツールでチェックされていることも多いため。不正は絶対に発覚すると考えたほうがよいでしょう。自分の考えやスキルを伝えるという英文エッセイの目的からも反するため、盗作・コピペは絶対にしないよう注意しましょう。

スラングを使わない

エッセイは親しい友人とのコミュニケーションではありません。特定の人にしか通用しないスラングではなく、誰が見ても分かる表現が求められます。
スラングを使用することで「現地への理解感」を演出する人もいますが、エッセイでの使用は悪印象です。間違えて覚えていると誤解されかねないため、使わないようにしましょう。