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翻訳の品質とは?評価基準から翻訳会社選びのポイントまで徹底解説

翻訳における「品質」を知ろう

翻訳の「品質」とは?

一般的に「品質」とは、顧客が求める性質や性能を指します。例えば製品であれば、消費者がその性能や使用感に満足していれば「高品質」といえるでしょう。
翻訳の品質に関しては、日本翻訳連盟が公表している「JTF翻訳品質評価ガイドライン」で「翻訳成果物が、関係者間で事前に合意した仕様をどの程度満たすか」を指すと定義されています。
翻訳における仕様とは、納期・金額・分量・納品ファイル形式・品質保証などです。事前に合意した各種仕様を、翻訳した成果物がどの程度満たしているかが品質の基準になります。
また、ガイドラインでは翻訳の品質を評価する時に「エラー項目」を設けてチェックする方法が示されています。「正確さ」「流暢さ」など、いくつかの観点を設けて誤訳や表現の不自然さを見つけるという進め方です。ここでいう「正確さ」は、原文に書かれている事実や数値に誤りがないか、訳抜けや訳の重複がないかを確認することが中心となります。「流暢さ」は、日本語として自然かどうか、読みやすい文体になっているかをチェックする項目です。
翻訳の目的や分野に応じて優先すべきポイントが異なるため、同じ文章でもビジネス契約書なのか、観光パンフレットなのか、医療論文なのかによって、重視すべき品質の基準が変わります。「この翻訳がどんな用途で使われるのか」を明確にし、それに合わせた翻訳こそが品質が高いといえます。

なぜ翻訳の品質が重要なのか

翻訳の品質が大切なのは、翻訳が果たす役割が多岐に渡るため、単に「単語を変換」するだけでは不十分なためです。誤った翻訳や粗い訳文が世に出てしまえば、読者や利用者に間違った情報が伝わりかねません。契約書や法令文書のように厳密さが必要な場面では一字一句の違いで責任問題が発生する可能性があり、企業や組織の情報発信力やブランドイメージに悪影響を及ぼすでしょう。
マーケティング分野においては、現地の文化やターゲットが使用する言葉の慣用表現の考慮も必要です。品質が低い翻訳をしてしまえば「この会社は大丈夫?」と相手に不安を与えてしまい、継続的な依頼は難しくなるでしょう。
学術論文や医療関連の資料においては誤訳が大きなトラブルの原因になりえます。実験結果のデータや薬品の用量を取り違えれば、研究の正確性や患者の安全に関わる可能性があるのです。

このように、翻訳の品質は言葉づかいや文法だけではなく、情報の正確性や企業の信頼度を左右する大きな要素となります。言語が変わっても情報を正しく伝えるため、そしてビジネスチャンスを損なわないためにも、高品質な翻訳が求められています。

高品質な翻訳サービスを選ぶための実践ポイント

翻訳の品質を上げるポイント

専門性の高い翻訳家を選ぶ

高いスキルを持つ翻訳家であっても、すべての専門分野に精通しているとは限りません。そのため、依頼する分野の知識が豊富な翻訳家を選ぶことが大切です。同じ単語でも分野によってニュアンスや意味が変わるケースは少なくありません。誤った解釈が含まれると文章全体の説得力を損ねるうえ、契約書のような法的文書の場合は重大なトラブルを招く可能性もあります。
余計なトラブル・リスクを回避するためにも、翻訳家がどの分野に専門性を持っているかを確認したうえで依頼しましょう。

依頼する分野の実績・事例があるか

実績・事例は、翻訳サービスの品質の高さを判断する材料の1つです。
翻訳にはさまざまな分野があり、翻訳会社ごとによって得意とするものが異なります。依頼前に翻訳会社のこれまでの翻訳経験を確認し、どの分野に強みを持ってサービスの提供をしているのかを把握しましょう。
多くの実績があれば、翻訳会社や翻訳家はその分野特有の課題やポイントを掴んでいると予想できます。専門用語のリストが整備されていたりよく起こりがちなミスを事前に防ぐノウハウがあったりと、経験から得た強みが期待できるのです。
加えて大規模プロジェクトや信頼性の高い取引先との契約実績があれば、より安定した品質を期待できるでしょう。

品質管理体制をチェック

翻訳は人の手で行われる作業である以上、ミスが生じるリスクをゼロにはできません。そのため、高品質な翻訳サービスを提供している会社ほど厳格な品質管理体制を導入しています。
例えば翻訳者以外にプロジェクトマネージャーやチェッカー、品質管理者担当者などが関わり、翻訳後の校正・レビュー・ネイティブチェックを実施するというのもそのひとつ。多段階での第三者チェック体制があるかどうかは重要な指標となるでしょう。
国際規格のISO17100や情報セキュリティに関するISO27001などを取得している会社も存在します。翻訳のプロセスや機密情報の扱いが一定の基準で管理されている信頼の証といえます。
翻訳会社を選ぶ際は、これらの品質管理体制が整っているか必ず確認しましょう。

納期やスケジュールの管理

依頼から納品までに必要な日数は、翻訳サービスごとに異なります。急ぎの場合は短納期に対応できる会社を利用する選択肢もありますが、あまりに納期が短いと品質低下のリスクも高まるでしょう。また、「短納期対応できます」とうたっていても、それがすべての案件に適用できるわけではありません。急ぎの案件を大量に抱えてパンク状態になっている可能性もあります。
高品質を重視するのであれば、なるべく余裕をもった納期を設定してスケジュールを綿密に管理するようにしましょう。十分な時間を確保できれば翻訳業者側も優秀な翻訳者を確保しやすくなり、品質向上も期待できます。

翻訳会社を選ぶ時のポイント

料金・納期が明確で分かりやすいか

多くの翻訳会社では、ホームページ上で料金や納期の目安を案内しています。「1文字〇円~」「1単語〇円~」などと表記している場合も多いですが、最終的には見積りをとらないと正確な金額は分からないのが一般的です。金額の妥当性を確認するには見積りを依頼し、料金や納期について確認しましょう。
見積りの内訳が不透明・料金の仕組みが複雑なまま契約すると、後から追加費用が発生してトラブルにつながる恐れがあります。
優良な翻訳会社ほど料金の決め方(文字単価やワード単価、分野による単価変動など)が分かりやすいものですので、見積りが分かりにくい翻訳会社は避けた方がよいでしょう。

サポート体制が整っているか

サポート体制が充実しているかどうかはプロジェクトのスムーズな進行に影響を与えるため、進行中はもちろん納品後の対応についても予め確認しておきましょう。
例えば納品後に問題があった場合に対応してくれるのか、費用は掛かるのかなどは重要なポイントです。相談がしやすい環境であるか、臨機応変に変更に対応してくれるかなども確認しておきましょう。
契約書や技術文書など機密性が高い文書の翻訳を依頼する場合は、情報漏洩やセキュリティ面のサポート体制も重要です。秘密保持契約(NDA)に応じてくれるかどうか、社内のセキュリティ体制はどうなっているかを確認しておくと、後々トラブルを回避しやすくなります。

経験豊富なコーディネーターがいるか

翻訳コーディネーターは、翻訳者とクライアントの橋渡しをする重要な存在です。経験豊富なコーディネーターが在籍していれば、案件の内容に応じて最適な翻訳者を選定してスケジュール管理や品質チェックの調整を行うため、プロジェクトがスムーズに進みます。
逆に、コーディネーターが未熟であると、意図の食い違いや納期の遅延が発生してプロジェクト全体に悪影響を及ぼすリスクがあります。トラブルが起こってしまった際にも、経験値の有無によって解決までの対応に差が生まれるでしょう。
実績のあるコーディネーターが在籍しているかを過去の事例などで確認することが、質の高い翻訳を確保するための鍵となります。

品質の高い翻訳を依頼するなら

弊社ケースクエアには各分野に精通した専門翻訳者が多数在籍しており、契約書・法務・技術・医学・財務など幅広いジャンルに対応可能です。英語・中国語・韓国語・日本語の翻訳に力を入れており、多言語に対応するのではなく特定の言語に特化することでより深い専門知識と高い品質を実現しています。
料金は「日本語1文字/英語1単語あたり8円~」と明瞭でリーズナブル。予算や希望の品質レベルに応じて以下の3つのプランを用意しています。

  • スタンダード翻訳:品質とコストのバランス重視
  • MTPE翻訳:機械翻訳後に人の手で校正を加えるプラン
  • クオリティ翻訳:ネイティブによる翻訳後、バイリンガルによるクロスチェック

特にクオリティ翻訳では、バイリンガルチェッカーによるクロスチェック(誤訳や翻訳漏れの確認・修正)を実施。より高品質を求める場合はネイティブチェックにも対応しています。納品スピードも強みとしており、通常3~5日以内の納品を基本とし、大量原稿のスピード納品も可能です。
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まとめ

ビジネスにおいて翻訳の品質は、企業イメージや重要な情報の正確性に直接影響を与える「言葉の変換」以上の役割を担っています。
翻訳の品質を上げるには、専門性の高い翻訳者や適切な品質管理体制を持つ翻訳会社の選定が肝心です。また、納期管理や料金体系の明確さ、そして頼りになるコーディネーターの存在も見逃せません。
要望を丁寧にくみ取り、的確な翻訳者のアサインやチェックをしてくれる翻訳会社こそが、あなたのビジネスや研究をスムーズに進める手助けをしてくれるはずです。今回のポイントを参考に、ご自身に合った翻訳サービスを選択しましょう。