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マニュアルや説明書を翻訳するコツ・ポイント・注意点とは?

スタイルガイドを順守する

マニュアル翻訳では、全体の統一性や正確性を保つため作業関係者全員にスタイルガイドを共有し、順守する必要があります。

スタイルガイドとは、文章上の表現や表記に関するルールを独自にまとめたルールブックのこと。
訳文の表記や表記がブレていると読み手に誤解を与えたり、分かりにくさにつながる恐れがあります。
特に複数人で翻訳する場合や分量が多い場合、改訂しながら今後も長く使用していく場合などは訳ブレが起きやすいので注意が必要です。

スタイルガイドの内容をそれぞれの作業者が好き勝手に更新してしまうと、どれが最新版なのか、最終編集者は誰なのかなどの余計な混乱と手間につながるため、一元管理をする必要があります。
一元管理の際はスタイルガイドの管理者を決めておき、最新版は常に管理者が所有、内容の更新も管理者が行います。

使用する際は管理者から必要な人に都度最新版を共有。
こうすることで、勝手に更新されて複数のバージョンが同時にあちこちに存在してしまうことを防げます。

用語を統一する

読み手の混乱を防ぎ分かりやすい翻訳にするには、用語を統一する必要があります。

特に業界や企業特有の専門用語、マニュアル内に頻繁に登場する用語などは統一が必須でしょう。

用語を統一するには、用語集の作成が効果的です。
ブレを防げてリサーチの手間が省けるだけでなく、用語集を充実させていけば今後も活用できる翻訳資産になります。

文書内だけでなく、文書間での表記や用語も統一する

マニュアルが複数存在したり、マニュアル内に別資料を参照するよう指示があったりすることも多くあります。
精度の高いマニュアル翻訳をするためには、文書内だけでなく関連する文書間でも表記や用語を統一する必要があります。

これらの統一作業を目視で行うのは大変ですが、過去の翻訳例を蓄積して参照できる「翻訳メモリ」などを使うことで簡略化できるでしょう。

過去に翻訳したものと用語や表記を合わせる

マニュアル翻訳の際は、これまで使用していたマニュアルや類似資料との整合性を保つために過去の翻訳内容を踏襲し、用語や表記を合わせます。
マニュアルの改訂版を翻訳する場合や過去に類似製品のマニュアルを翻訳している場合などは、用語や表現が過去の翻訳物と異なると誤解や混乱につながるため注意が必要です。

こうした作業も「翻訳メモリ」を活用すれば効率的に進めることができます。

参考資料の優先順位を明確にしておく

マニュアル翻訳の際に参照すべき資料が複数ある場合は、それらの資料の優先順位を決めておく必要があります。

優先順位が決まっていないと人によってどの資料から引用するか判断が分かれ、翻訳内容がブレてしまうためです。

優先順位はスタイルガイドに記載するなど、翻訳作業者に明確に指示しましょう。

各国の規定を確認する

マニュアルを翻訳する際は、対象国のマニュアル作成に関する規定を確認する必要があります。

例えば中国にはGB規定(中国国家標準規格)という技術基準があり、これは日本で言うJIS規格にあたります。
中国に輸出する製品やそのマニュアル、取扱説明書は必ずGB規格に準じていなければならず、記載すべき内容、中国語フォントについて、安全マークの記載についてなど、守るべきルールが細かく決められています。

マニュアル翻訳では、こうした各国の規定内容にも留意する必要があります。

自社の翻訳スタッフの力量を把握しておく

マニュアル翻訳は自社のスタッフで対応している、というところも多いでしょう。

しかし、自社のスタッフは必ずしもプロの翻訳者というわけではありません。
翻訳者であっても、派遣スタッフ等を起用すると分野の専門知識を有していない可能性もあります。

自社のスタッフの品質はどうなのか、専門性や力量を把握しておきましょう。

機械翻訳の訳文をそのまま使わない

最近では機械翻訳の精度が飛躍的に上昇しており、誰でも簡単に使用できます。
とはいえ機械翻訳はまだまだ完璧とは言えず、誤訳や訳抜けなど特有のエラーが発生する危険もあるため注意が必要です。
機械翻訳を利用する際は訳語をそのまま使用せず、必ず人間の目でチェックするようにしましょう。

また、Google翻訳などの無料翻訳サービスは入力した情報が流出するリスクもあるため、機密情報は入力しないようにしましょう。

翻訳支援ツールを活用する

マニュアル翻訳に翻訳支援ツールの使用は必須といえます。
翻訳支援ツールとは技術翻訳において広く使われているソフトウェアで、作業効率をアップして処理能力が大きく向上するだけでなく、用語や過去の翻訳との統一性を保ち、品質も向上できます。

また、翻訳支援ツールを使って翻訳することにより、翻訳結果を翻訳メモリとして蓄積できます。
翻訳メモリとは原文と訳文がペアで1セットになった文章単位の対訳データのことで、翻訳結果を蓄積し、次回以降の翻訳に活用できます。
翻訳メモリは蓄積する量が増えれば増えるほど効率化が期待できます。

ただし、翻訳支援ツールを使いこなすにはノウハウが必要なため、習得に労力がかかるというデメリットもあります。

翻訳会社に外注するメリット

マニュアル翻訳を得意とする翻訳会社に外注することで、様々なメリットがあります。

高品質

翻訳会社では、翻訳コーディネーターが原稿の分野に合わせて該当分野の専門性を持つ翻訳者をアサインしてくれます。
また、案件に合わせた適切な工程を提案してもらえるため、高品質な翻訳に仕上がります。

リソースが豊富

自社スタッフで抱えきれない量の翻訳も、翻訳会社の豊富なリソースなら対応可能。
品質重視・納期重視・コスト重視など、ニーズに合わせて柔軟にリソースを調整して対応してくれます。

レイアウトやスタイルなどの体裁調整も依頼可能

翻訳をすると原文と訳文とで文字の長さが変わるため、文書のレイアウトが崩れてしまうことがあります。
フォントによっては文字化けしてしまうことも。

翻訳会社に依頼すれば、これらのレイアウト調整まで込みで依頼できます。

翻訳支援ツールに習熟している

翻訳支援ツールの能力を最大限に活用するにはある程度のノウハウが必要。
翻訳会社は日常的に翻訳支援ツールを使っているため、これらのノウハウも習熟しています。

格安で正確なマニュアル翻訳を依頼するなら

マニュアル翻訳は専門知識を持った翻訳者が翻訳支援ツールを使って効率的に翻訳することで、より早く、高品質な翻訳が可能です。
また、翻訳業務をアウトソーシングすることによって社内の限られたリソースを有効活用できます。

東京の翻訳会社「ケースクエア」では、各分野に専門性を持つ翻訳者が対応しており、翻訳支援ツールの使用実績も豊富です。 高い品質を保ちつつ、原文日本語1字につき8円~/原文英語1単語につき8円~と、費用は格安でご提供しています。

マニュアル翻訳でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

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