株式会社ケースクエア公式サイト 翻訳サービス
株式会社ケースクエアGROUP

株式会社ケースクエアが運営する英訳・和訳の専門サイト

無料で使える機械翻訳を使うと情報漏えいなどの危険性はあるのか?

ネット上の無料機械翻訳サービスの危険性とは?

古くから翻訳は人が行う作業として定着していましたが、昨今ではパソコンやスマホを利用して行う機械翻訳が普及してきました。
Google翻訳やDeepL翻訳などは、多くの方が日常的に使っている機械翻訳の代表格といえるでしょう。近年では、大量の対訳データをAIが深層学習するニューラル機械翻訳(NMT)も一般化しつつあります。

翻訳業務において力強い味方となる機械翻訳ですが、いくつかのリスクが指摘されていることも事実。機械翻訳の利用を検討している方は、それらリスクに関しても十分に理解しておく必要があります。
主なリスクとして「情報漏えい」と「誤訳」の問題について取り上げてみましょう。

情報漏えい

ネット上の機械翻訳で最も注意したいリスクが情報漏えいです。
私的な訳語リサーチ程度の漏えいであれば大きな問題にはなりませんが、会社の機密文書などが漏えいした場合、その会社のみならず社会全体に不安が広がります。

2015年2月、「ネット上で機械翻訳に入力した文章が、無許可でネット上にそのまま公開されていた」という問題を受け、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)からクラウドサービスの利用に関する注意喚起がなされました。
公開された文章の中には機密文書も含まれていたことから、ネット上の機械翻訳を利用する多くの人、そして社会全体に大きな不安を抱かせた問題でした。

この翻訳サービスには「翻訳結果がサーバーに保存されることを承知する」というチェックボックスがあり、承知しない場合にはチェックを外す作業が必要でした。デフォルトでチェックが入った状態となっていることから、恐らく同じサービスの多くの利用者が、チェックを入れたままサービスを利用していたことでしょう。

会社の機密情報だけではなく、私的な利用による個人情報漏えいのリスクも課題です。
機械翻訳サービスを利用する際には、そのサービスの利用規約を熟読し、セキュリティ対策に関する取り組みを十分に確認しておく必要があるでしょう。

誤訳

ニュートラル翻訳(NMT)の登場により、近年の機械翻訳の精度は飛躍的に向上しています。
AIの深層学習が深化すれば、さらに高い精度の翻訳が期待できるでしょう。

しかし、いかに機械翻訳の精度が上がったとは言え、現状はよく読むと誤訳が散見されることもしばしば。会社同士の契約書で誤訳が発生してしまっては、たとえそれが小さな誤訳であっても笑い話では済みません。
契約文化と言われる欧米との取引では、その小さな誤訳が発端となり、自社に大きな損害がもたらされるリスクもあるのです。

機械翻訳サービスを使う際に気を付けるポイント

まだまだ問題点が多い機械翻訳サービスですが、利用者が少しだけ努力や工夫をすることで、上記のようなリスクを下げることが可能です。

機械翻訳サービスを利用する際には、最低でも次の3点を実行するようにしましょう。

規約を確認する

あまりメジャーではない機械翻訳サービスを使う際はもちろんのこと、Google翻訳やDeepL翻訳などのメジャーな機械翻訳サービスを使う際にも、必ず利用規約を確認するようにしましょう。

多くの機械翻訳サービスでは、利用者がアップロードしたコンテンツ等を翻訳精度向上のために利用する、という旨の記載があります。
利用するということは、その会社に情報が保管されるということ。保管される以上、外部からの悪意ある攻撃等によって情報が漏えいする可能性はゼロではありません。

機密文書などを機械翻訳する場合には、アップロードした情報が削除されるタイプのサービス(多くは有料)を利用すべきでしょう。

履歴を削除する

やや手間がかかりますが、多くの機械翻訳サービスでは、自分で機械翻訳にかけた文書を手作業により削除できます。
機械翻訳を利用するたびに翻訳履歴を削除すれば、比較的安心感が高まるでしょう。

機械が翻訳しやすいように日本語を整える

機械翻訳の誤訳を避けるためには、機械が翻訳しやすいように日本語を整えることが有効です。英語の直訳のような日本語を入力すれば、より正しい英語に翻訳されます。

たとえば「翻訳したいのは~」と日本語を入れるのではなく、「翻訳したい内容は~」「翻訳したい理由は~」のように、日常語でよく使う「の」の部分に正しい名詞を入れることで機械翻訳の精度は上がります。

ネイティブ翻訳者による人間翻訳を選ぶなら

機械翻訳の危険性や利用する際の注意点などについてご紹介しました。
日常生活で使う分には非常に便利な機械翻訳ですが、会社の契約書などのような重要文書を翻訳するには、まだまだ全幅の信頼を置ける水準ではありません。
一方で人間翻訳の場合は、その翻訳プロセスの中で情報が漏えいするリスクは低く、また誤訳の恐れもありません。重要文書の翻訳は、人間による翻訳が未だ不可欠といえるでしょう。

株式会社ケースクエアでは、ネイティブ翻訳者によるクオリティの高い翻訳を1文字8円からという低料金で承っております。機密保持契約を締結した上での翻訳作業となるため、御社の重要な情報が外部へ漏えいする心配もありません。
初めて当社のサービスを利用する方には、無料トライアルとして当社の翻訳品質を確認していただけるサービスも用意しております。
機械翻訳に不安を感じておられる方は、ぜひお気軽に当社ケースクエアまでお問い合わせください。

高精度&安心な翻訳を低料金で。ケースクエアのサービス詳細はこちら>>