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執筆した本の翻訳を依頼して海外に出版するには?

本の翻訳依頼から出版までの流れ

書籍翻訳とは

書籍翻訳とは、海外の書籍を日本語に翻訳したり日本の書籍を外国語に翻訳したりして海外で出版すること。原文のニュアンスや著者の意図を正確に訳文に再現する高い語学力や表現力が求められます。

書籍翻訳は、翻訳会社に依頼するほかにクラウドソーシングを利用して個人の翻訳者に依頼する方法や、直接個人の翻訳者と契約を結ぶ方法があります。
クラウドソーシングの場合は翻訳会社に比べて価格が安くなる傾向がありますが、さまざまなレベルの翻訳者が登録しているため、翻訳の品質が一定ではないというデメリットも。
直接個人に依頼する場合は依頼する翻訳者が特定されているため品質を予測することができるというメリットがありますが、個人のキャパシティに依存することになるため、翻訳を依頼する量やスケジュールの調整などが難しい場合があります。
翻訳会社に依頼する場合は品質管理や納期管理が行き届いているため安心して依頼できますが、個人に依頼する場合に比べて翻訳料金は多少上がる傾向があります。

また、書籍翻訳はビジネス書・自己啓発書・学術書・文芸書・小説・児童書などさまざまなジャンルがあるため、翻訳者や翻訳会社がそのジャンルに豊富な実績があるかどうかを確認することも重要です。
依頼先を選ぶ際は、目的や予算に合った翻訳者や翻訳会社を選ぶようにしましょう。

書籍翻訳の流れ

一般的な書籍翻訳の流れは以下のとおり。

原稿を元に見積もり

原稿の文字数や難易度、翻訳言語、納期などを考慮して翻訳費用の見積もりを行います。

翻訳者を選定

翻訳会社は、原稿のジャンルや内容に合わせて翻訳者を選定。多くの場合、2名~3名程度の翻訳者の訳文サンプルを提出して依頼主に比較検討してもらった上で最適な翻訳者を選びます。

専属の翻訳者との打ち合わせ

決定した翻訳者と打ち合わせを行い、翻訳の指示出しやビジョンの共有、書籍に関する不明点の解決などを行います。

翻訳

翻訳者は、原文の意図を正確に捉えつつ読者にとって自然で読みやすい翻訳を行います。
翻訳後には第三者が訳文のチェックを行う「校正」といわれる工程が入り、訳抜けや誤訳、ケアレスミスなどを修正します。翻訳会社によっては校正がオプション工程扱いの場合もあるので、事前に確認しましょう。
また、英訳の場合はより自然な訳文に仕上げるために「ネイティブチェック」と呼ばれるオプション工程が組まれます。
ネイティブチェックは、翻訳後にその言語を母国語とするネイティブが、不自然な表現や違和感のある箇所を修正する工程。各作業の順番は「翻訳→ネイティブチェック→校正」となります。

書籍作成

翻訳が終了したら、書籍作成に入ります。まずはテンプレートを作成し、その上で組版・グラフィックデザイン・索引作成・表紙作成・XML(Extensible Markup Language=書籍出版ソフトウェアなどに使われるマークアップ言語)作成などが行われます。

書籍翻訳を依頼する時の注意点

表現力の豊かな翻訳に対応できるか

書籍の翻訳ではただ言語を置き換えるだけでなく、著者の意図を汲み取りながら原文のニュアンスを正確に再現する表現力が求められます。

また、読み手が児童なのか大人なのか、専門知識を持った人なのか一般の人なのかなど、読み手の年齢層や背景に合わせた表現を考えなければなりません。

さらに、違和感のない自然な表現にするためにはネイティブチェックを行う必要があります。翻訳会社によってはネイティブチェックに対応していない場合もあるため、依頼前に対応可能かどうかを確認しておきましょう。

正確な翻訳が可能か

書籍の翻訳を行う場合、原稿内容に合わせた専門知識のある翻訳者が対応します。専門用語などは対応する訳語が厳密に決められている場合が多く、正しい用語を使用しないと意味が正確に伝わらない可能性があるためです。
また、原稿に含まれる多くの固有名詞なども一つひとつ厳密にリサーチし、ミスなく正確に翻訳しなくてはなりません。

どこで読まれるかを意識して翻訳できるか

書籍の翻訳においては同じ言語でも国や地域によって言葉のニュアンスや表現方法が異なるため、翻訳をした書籍がどの地域で読まれるかという「仕向地(しむけち)」を意識して翻訳することが重要です。
例えばひと口に英語といっても、「アメリカ英語」と「イギリス英語」では同じ用語でも違う意味を指したり表現の意味が変わってきたりすることがあります。そのため、出版する地域(仕向地)に合わせて適切に用語や表現を選択しなくてはなりません。

書籍翻訳の料金相場

翻訳にかかる費用の相場と内訳

翻訳費用は原稿のジャンルや難易度、翻訳言語などによって変わりますが、日本翻訳連盟が案内している翻訳相場の目安は以下のとおり。

英日翻訳料金相場:26円~35円(税別)/1ワード
日英翻訳料金相場:20円~30円(税別)/1文字

※参照:日本翻訳連盟「翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安」

また、翻訳費用には翻訳作業以外にも以下のようなさまざまな作業費用が含まれます。

・翻訳外注費用:翻訳会社が自社と契約している翻訳者に翻訳作業を外注する費用。

・ネイティブチェック費用:より自然で高品質な翻訳に仕上げるためにネイティブチェックを入れる場合の費用。

・校正費用:翻訳後に第三者が訳文をチェックする、校正作業の費用。翻訳会社によっては通常の翻訳料金に校正費用が含まれている。

・DTP費用:DTPとは訳文のレイアウトを調整する作業のこと。翻訳を行うと言語の長さが変わってレイアウトが崩れてしまうため、必要に応じてレイアウト調整(DTP)作業が発生。

近年では、AIを使った機械翻訳の出現によって翻訳料金が安くなる傾向があります。機械翻訳とは、人間が介入することなくコンピューターが自動で行う翻訳のこと。ただし、AIの訳文の精度はまだ完璧とはいえず、訳抜けや誤訳のリスクがあるためそのまま使用するのは危険なので、必ず人間の目によるチェック・修正が必要です。

翻訳料金の算出方法

翻訳料金の算出方法は「出来高制」と「原語カウント制」の2種類があります。

出来高制

出来高制は、翻訳後の訳文をカウントして料金を算出する方法。
翻訳が完了するまで正確な翻訳料金がわからないというデメリットがあり、現在はこの後に紹介する「原語カウント制」が主流になっています。

原語カウント制

原語カウント制は、翻訳前の原文をカウントし、その分量に翻訳単価を掛けることで翻訳料金を算出する方法。
翻訳作業を始める前に明確な翻訳料金がわかるというメリットがあります。

書籍翻訳を専門性と実績のある翻訳会社に依頼するなら

書籍翻訳は高い言語能力や表現力が求められる高度な翻訳。ですから、書籍翻訳の実績が豊富な翻訳会社に依頼するのがおすすめです。

株式会社ケースクエアは英日・日英の翻訳に特化した翻訳会社で、幅広い書籍翻訳の豊富な実績を誇ります。
英語のネイティブが始めから英語発想で構文することで、ネイティブチェック料金が掛けずともネイティブチェックありと同等以上の品質を実現。
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