株式会社ケースクエア公式サイト 翻訳サービス
株式会社ケースクエアGROUP

株式会社ケースクエアが運営する翻訳専門サイト

GMP資料を翻訳会社に依頼する時のポイントを解説!

GMP翻訳の基本

GMP(適正製造規範)とは?

GMPとは「Good Manufacturing Practice」(適正製造規範)の略で、医薬品や化粧品の製造において、完成品だけでなく製造工程全体の安全と品質を保証するための国際基準です。
「人為的ミスの最小化」「汚染や品質低下の防止」「高品質保証システムの設計」という三原則に基づき、すべての工程を厳格に管理。製品が一定の品質を保ちながら安全に供給されることを目的とし、世界各国で規制当局が導入しています。
例えば日本では厚生労働省、アメリカではFDAが基準策定や監督を実施。GMPは単なる製造マニュアルではなく、患者や消費者の生命や健康を守るための国際的なルールともいえる重要な枠組みです。

GMP翻訳が求められるシーン

企業のグローバル化が進む現代では、さまざまなシーンでGMP関連文書の翻訳が必要です。
海外展開を目指す企業においては、翻訳の正確さが事業の成否を左右する可能性もゼロではありません。代表的なケースとしては以下が挙げられます。

  • 海外規制当局による査察…FDA(米国)やEMA(欧州)といった当局が日本の製造施設を査察する際、サイトマスターファイル(SMF)や品質管理記録などの翻訳版提出が必要です。
  • 海外市場での承認申請…医薬品や化粧品を海外で販売するには現地当局へ膨大な申請書類を提出しなければならず、すべてに高品質な翻訳が求められます。
  • 海外拠点への技術移管…製造技術を海外工場へ移す際は、標準作業手順書(SOP)などを正確に翻訳して製造プロセスを完全に再現できるようにしなくてはなりません。
  • 海外サプライヤーとの連携…海外の委託製造業者(CMO)や原料サプライヤーと品質に関する取り決め(Quality Agreement)を結ぶ際にも、契約内容に齟齬が生じないよう正確な翻訳が求められます。

GMP翻訳の重要性とは

GMP関連文書ではわずかな誤訳が重大な問題に発展する可能性があるため、正確性の高さが求められます。
翻訳ミスは患者の健康被害に直結するだけでなく、規制当局による承認の遅延・輸入禁止・罰金といった厳しい行政処分につながる可能性も。万が一製品回収をするようなことになれば、多額の損害に加えて企業のブランドイメージや社会的信用を大きく損なうでしょう。規制当局は翻訳ミスを単なる間違いではなく、GMPの根幹を揺るがす「文書管理システムの不具合」と見なすことさえあるのです。

失敗しないGMP翻訳会社の選び方

翻訳会社選びで確認すべき4つのポイント

専門知識を持つ翻訳者が在籍しているか

GMP翻訳には、言語スキルに加えて医薬品や化学の専門知識が不可欠です。薬学系の学歴や医薬品メーカーの品質保証(QA/QC)部門での実務経験を持つ翻訳者が在籍しているかを確認しましょう。専門知識を持つ翻訳者であれば、業界特有の表現や専門用語も正確に訳せます。
例えば「逸脱」と「不適合」は似て見えても意味は異なるため、正しく訳し分けるには背景知識が欠かせません。専門知識を持っていれば原文の意図を深く理解できるため、解釈の違いによる誤訳リスクを未然に防ぐ効果も期待できます。
翻訳会社に問い合わせる際には、どのような経歴を持つ翻訳者が担当するのかを質問するとよいでしょう。

品質を保証するチェック体制があるか

優秀な翻訳者でもヒューマンエラーは避けられないため、品質を保証するチェック体制は必要です。
GMP関連文書では有効成分の含有量や単位の誤りが重大な問題に直結するため、複数人による確認は必須。翻訳者とは別の担当者が内容を確認する「クロスチェック」を行う体制があれば、訳抜けや誤訳、数値の誤記などを発見しやすくなります。
加えて、翻訳した文書を母国語とするネイティブスピーカーが最終確認を行う「ネイティブチェック」の有無も確認しましょう。専門用語の自然な表現や文化的ニュアンスを反映でき、翻訳の質が一段と高められるためです。
複数のチェック体制を備えた翻訳会社であれば、安定した品質が期待できます。依頼前に体制を確認するとともに、チェック作業がオプションか料金に含まれるかを明確にしておくとトラブルを防ぎやすくなるでしょう。

GMP関連分野の翻訳実績は豊富か

GMP関連の文書は相互に関連しているため、用語や内容に不整合があれば査察時に指摘を受けかねません。実績豊富な会社なら、文書群全体の整合性を意識して翻訳を進めるノウハウを持っているはず。例えばサイトマスターファイル(SMF)のような具体的文書の翻訳経験があれば専門用語や規制様式に精通している可能性が高く、安定した品質が期待できるでしょう。
翻訳会社のウェブサイトで自社が依頼したい文書と類似した実績があるか確認するとともに、無料トライアルを利用して一部を翻訳してもらい、実際の品質を確かめるのも効果的です。

機密保持とサポート体制は万全か

医薬品開発の情報は製造プロセスなど企業の核となる知的財産が含まれており、機密性が高いものです。情報漏洩は企業の競争力を著しく損なう事態に繋がりかねませんから、秘密保持契約(NDA)はもちろん、情報セキュリティ対策としてどのような取り組みを行っているかを確認しましょう。 また、問い合わせへの対応速度や専門担当者の有無といったサポート体制も、プロジェクトを円滑に進めるための重要な判断基準となります。

GMP翻訳を成功させるなら

豊富な実績とクロスチェックによる高品質な翻訳

GMP翻訳を成功させるには「専門性」「品質管理」「実績」「セキュリティ」といったポイントを満たす翻訳会社への依頼が近道。弊社ケースクエアでは、これらの条件を満たす高品質な翻訳サービスを提供しています。
医療・医薬・化学分野に精通した専門翻訳者が多数在籍しており、GMP文書特有の専門用語やニュアンスを理解したうえでの訳出が可能です。これまでにも多数の実績を積み重ねています。

<翻訳実績>
  • メディカルサプリの商品説明書(英日)
  • 健康維持の観点からの食品安全基準(英日)
  • 化粧品の商品説明と使用上の注意文書(英日)
  • 化粧品ECサイト翻訳(英日)
  • 医療保険重要事項説明書(日英)
  • 歯科医療学会報告(日英)
  • 米国医療会社と日本代理店間の医療サービスに関する契約書(英日)
  • 心臓発作に対する処置について(英日)
  • 抗高血圧薬の安全使用とその効果について(英日)
  • 感染症に対する防護服着用について(日英)

明瞭でリーズナブルな料金体系

高品質なサービスでありながら、利用しやすい料金設定である点もケースクエアの強みです。料金体系はシンプルで翻訳の方向に応じて文字数、または単語数で計算されます。
日本語から英語への翻訳は1文字あたり8円から、英語から日本語への翻訳は1単語あたり8円からと、業界の相場と比較してもリーズナブルな価格を実現しました。

<料金システム>
翻訳方向 料金
日本語→英語 1文字あたり8円~
英語→日本語 1単語あたり8円~

ご依頼いただく前にお見積もりを提示し、ご納得いただいたうえで作業を開始しますので、後から追加料金が発生する心配もありません。品質とコストパフォーマンスを両立させたいとお考えなら、ぜひ一度弊社にご相談ください。

翻訳の実績多数!無料トライアル有の翻訳サービスを詳しく見る>>

まとめ

GMP関連文書の翻訳は、医薬品の品質と安全性を保証し、グローバルな事業展開を成功させるために不可欠な業務です。翻訳の誤りは企業の信頼失墜や経済的損失といった大きなリスクにつながる可能性があります。
翻訳会社を選ぶ際は価格だけでなく、専門知識・品質体制・実績・セキュリティの4つのポイントも確認しましょう。ポイントを押さえて自社のニーズに合った信頼できる翻訳会社を見つけましょう。