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翻訳会社の最適な選び方と依頼時に伝えるべき内容とは?

翻訳会社を選ぶために確認すべきポイント

翻訳サービスの種類

翻訳を外部に依頼する場合、翻訳会社のほかにもさまざまな翻訳サービスがあり、それぞれ特徴が異なります。
違いを確認し、目的に合った翻訳サービスを選択しましょう。

<クラウド型翻訳>
クラウド型の翻訳サービスは、依頼者がクラウドソーシング会社を通して翻訳依頼をすることで、クラウドソーシング会社に登録している個人の翻訳者に発注できるという仕組みです。

・メリット
翻訳会社への依頼に比べて安く依頼できることが多く、納品までの期間も短くて済む傾向がある。

・デメリット
クラウドソーシングに登録している個人の翻訳者は、翻訳会社のように厳正に品質管理されたプロの翻訳者ばかりではなく、駆け出しの翻訳者や学生なども含まれるため、翻訳品質が不安定になりがち。

<翻訳会社(再委託型)>
再委託型は多くの翻訳会社が提供する翻訳サービス形態です。
翻訳会社には個人の翻訳者が多数登録しており、クライアントから依頼を受けると登録者の中から選定し、翻訳を再委託します。

・メリット
翻訳会社に登録されている翻訳者は翻訳会社が実施する厳しいトライアルをクリアした優秀な翻訳者のみなので、翻訳品質が安定している。また、量の多い翻訳でも豊富なリソースを活用して複数名の翻訳者に割り当てるなど、柔軟な対応ができる。

・デメリット
再委託型は依頼者と翻訳者は直接コンタクトを取ることはできず、翻訳コーディネーター※の情報伝達が不十分だと依頼者の意図が翻訳者まで正確に伝わらない場合がある。

※翻訳コーディネーター…依頼者と翻訳者の橋渡し役であり、訳者の選定や工程管理を行うプロジェクト全体の管理者。

<翻訳会社(社内翻訳型)>
翻訳会社が提供する翻訳サービスですが、再委託型とは異なり、翻訳会社の社員(社内翻訳者)が翻訳を行います。

・メリット
依頼者が翻訳者と直接やりとりできるため、翻訳に関する細かい要望を作業者本人に伝えられ、希望通りの翻訳に仕上がりやすい。

・デメリット
作業者(翻訳会社の社内翻訳者)が限られているため、対応可能な言語や分野が限られたり、複数の翻訳プロジェクトを同時に進められなかったりすることがある。

<フリーランス(個人)による翻訳>
フリーランスの個人翻訳者と直接契約をする方法です。

・メリット
誰が翻訳をしているかわからない翻訳会社の再委託型と比べ、依頼する翻訳者が決まっているので安定した品質が期待できる。また、間に翻訳会社が入らないためマージンなどが発生せず、安く依頼できる。

・デメリット
個人のキャパシティに依存するため、量の多い案件を依頼してしまうと完了するまで他の案件は対応できない。また、対応言語や分野も個人の翻訳者に依存するため、幅広い案件に対応できない場合がある。

<機械翻訳>
機械翻訳は人の手を介さずコンピューターが行う自動翻訳サービス。
現在はニューラルネットワークによる翻訳システムが主流となっており、より自然な訳文の出力が可能です。

・メリット
翻訳スピードが早い。人間による翻訳者であれば数時間かかる場合でも、機械翻訳なら数秒から数十秒で翻訳が完了できる。また、難しい操作が不要で、誰でも操作できる。

・デメリット
文書の種類によって得意不得意があり、不得意文書では品質がかなり低くなる場合がある。また、訳抜けや誤訳、ケアレスミスなどのエラーが発生する可能性がある。さらに、無料で使える機械翻訳サービスは、入力した情報が外部に漏洩するリスクがある。

専門分野

翻訳原稿の中には専門性の高い文書も多く、高品質な翻訳をするには分野の専門知識が欠かせません。
翻訳会社によって得意とする専門分野は異なるため、依頼文書の分野と翻訳会社の専門性がマッチしているか・当該分野の文書に十分な実績があるかといった点を事前に確認しましょう。

対応言語

英語・中国語・フランス語など、翻訳会社によって対応可能な言語はさまざま。依頼したい言語に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。
対応はしていても実際は実績が少なく得意な言語ではない…という場合もあるため、希望の言語において「十分な実績があるか」が重要な確認ポイントです。

ネイティブチェックへの対応可否

ネイティブチェックとは、翻訳後に訳文言語のネイティブが不自然な表現や言い回しがないかを確認し、訳文をブラッシュアップする工程。医薬翻訳や官公庁関連の翻訳など、厳密な翻訳品質を求められる場合には不可欠な対応です。
翻訳会社によっては社内にネイティブの翻訳者や校正者がいたり、外部の専門性を持ったネイティブ作業者に外注したりと対応方法はさまざまなので、事前に対応の可否や体制を確認しておきましょう。

翻訳工程

一口に翻訳といっても、翻訳の目的によって最適な作業工程は変わります。希望する翻訳品質の実現のために、ネイティブチェックやレイアウト調整作業といった目的に合った適切な翻訳工程を組んでもらえるかが重要です。

工程の明記

翻訳会社によって、翻訳後の校正作業が料金にもともと含まれていたり別途オプションだったりと「通常の翻訳工程」はさまざま。
想定と異なっていた…といった後々のトラブルを避けるため、不明点があれば必ず質問し、事前に疑問を解消しておきましょう。

納期や料金

翻訳会社の料金や納期は、安くて早ければ良いというわけではありません。専門性の高い文書などは適切な作業者を割り当てて慎重に翻訳する必要があるため、それなりに納期も金額も必要です。
極端に納期が短い翻訳会社の場合、翻訳後の校正作業を省いていたり、複数名に分割して翻訳を行っているため用語や表現がバラついていたりするなど、品質を犠牲にしている可能性も。安さや早さだけでは判断せず、翻訳工程なども慎重に確認した上で検討しましょう。

翻訳品質

翻訳品質は翻訳会社を選ぶ上でも当然重要な要素。しかし、初めて依頼する場合はどのような訳文が仕上がるのか予想がつきません。
翻訳会社によっては無料のトライアル翻訳を実施している場合があるので、まずはトライアルで品質を確認してから依頼をすると安心でしょう。無料トライアルの有無も、依頼先を選ぶ基準の1つとなります。

見積り方法

翻訳会社によって金額の出し方が違うため、見積り方法は事前に確認が必要。
翻訳料金の算出方法には大きく分けて「仕上がり換算」と「原文換算」という方式があります。

・仕上がり換算
翻訳後の訳文の数量(枚数)をカウントし、翻訳単価(枚数単価)をかけて算出する算出方法。この「枚数」は原稿のページ数とは関係なく、例えば「訳文の英語200ワード=1枚」、「訳文の日本語400文字=1枚」というように、一定の訳文量を「1枚」と定めています。
この方式は翻訳前の段階では金額がいくらになるか正確にはわからないため、見積り依頼→概算見積り(翻訳後に何枚程度になるか予想)→翻訳→訳文カウント(実際の枚数を算出)→請求額確定という流れになります。

・原文換算
翻訳原稿の原文数量をカウントして、その分量に翻訳単価をかけるという算出方法。翻訳前に金額が確定できるのがメリットで、現在は原文換算方式が主流になっています。

アフターフォロー

翻訳会社からの納品物に修正してほしい箇所や疑問点があった場合のために、アフターフォロー体制も確認しておくと安心です。
翻訳内容に明らかな不備がある場合は無料で対応してくれことが殆どですが、内容によっては有料対応となったり、見積もり時に「修正対応は◯回まで」と定められていたりする場合もあります。

情報セキュリティ体制

翻訳会社に翻訳を依頼する際は、自社の機密情報なども含む重要な文書を原稿として提供することになります。翻訳会社や実際に翻訳を行う翻訳者などから情報が漏洩しないよう、秘密保持契約の締結をはじめとした情報セキュリティ体制がしっかり整っているかを見極めましょう。

翻訳コーディネーターの対応

翻訳コーディネーターは翻訳の品質や満足度を左右する重要な役割。
問い合わせへの返信や見積り対応は迅速か・説明は丁寧か・適切な専門性を持っているかなどの点を確認し、信頼できる翻訳コーディネーター(翻訳会社)かどうかを見極めましょう。

翻訳以外のオプション工程

翻訳に関連する作業工程はさまざまですが、翻訳会社によっては対応していない工程もあります。
目的にあった翻訳物に仕上げてもらうために、翻訳以外のオプション工程についても確認しておきましょう。

<クロスチェック(校正)>
翻訳後に第三者が訳文をチェックし、訳抜けや誤訳、ケアレスミスなどを修正する工程です。
翻訳会社によって翻訳料金に含まれている場合と、別途オプション工程の場合があります。

<ネイティブチェック>
ネイティブによる訳文のブラッシュアップ。ネイティブが読んで違和感がない自然な訳文に仕上げたいときに利用します。
通常は別料金のオプション工程であることが多いですが、翻訳会社によっては通常の翻訳工程に組み込まれている場合もあります。

<レイアウト調整>
訳文のレイアウトを調整する作業。
別の言語に翻訳をすると文字の長さが変わり、訳文のレイアウトが崩れることがあるため、必要に応じて工程に加えます。

<編集作業>
希望する翻訳仕様によっては翻訳作業以外にもさまざまな編集作業が発生します。

編集作業の例:

  • 原稿のテキスト化作業(PDF原稿をWordファイルなどに変換する作業)
  • 指定フォーマットへの訳文挿入
  • 用語集作成 など

<機械翻訳>
翻訳会社が提供する機械翻訳サービスのこと。訳文の精度は使用する機械翻訳エンジンによって大きく変わります。

<ポストエディット>
機械翻訳の訳文を人間の翻訳者などが修正し、高品質にブラッシュアップする工程のこと。
機械翻訳サービスを提供している翻訳会社は、多くの場合ポストエディットも合わせて提供しています。作業者は機械翻訳の特性を熟知し、翻訳とは異なる「ポストエディットの技術」を習得している必要があります。

翻訳依頼時に伝えるべき内容

翻訳依頼の際は「早いから」「安いから」といった理由ではなく、まずは翻訳の目的を確認し、その目的を達成するためのリソースや翻訳工程を実現できる翻訳サービスを選びましょう。

ここからは、翻訳者や翻訳会社へ依頼する際に必ず伝えるべき内容について紹介します。「いわなくてもわかるだろう」は事故の元。誰が見ても解釈が割れないような明確な表現で、確実に伝達しましょう。

翻訳の目的

社内での情報共有・Webサイトへの掲載・外部機関への提出など、翻訳の目的によって必要とされる翻訳物の仕様は異なります。
社内での利用であればそれほど高い品質は必要とされず、納期や金額が重視されることが多いでしょう。一方、Webへの掲載や外部機関への提出が必要な場合は品質が重視され、ネイティブチェックなどの工程が追加されます。
翻訳物の想定読者によっても適切な表現が変わるため、希望通りの翻訳仕様に仕上げるためには翻訳の目的や想定読者などをまず最初に明確に伝えましょう。

翻訳言語

翻訳する言語によって金額や納期は変わるため、誤解のないよう明確に伝えましょう。言語によっては仕向地(しむけち)まで指定する必要があります。
仕向地とは、翻訳言語の対象となる国や地域のこと。英語や中国語、スペイン語など、同じ言語によっても仕向け地によって使われる用語や表現が異なる場合があります。

  • 英語→アメリカ向け(アメリカ英語)・イギリス向け(イギリス英語)
  • 中国語→中国本土向け(簡体字)・台湾向け(繁体字)
  • スペイン語→スペイン国内向け・中南米向け など

希望納期

基本的に納期と品質は反比例します。高品質を希望する場合はなるべく納期に余裕を持ちましょう。
通常納期より短いスケジュールの場合、「特急料金」として追加費用を請求される場合もあります。

参考資料

決まった表現や言い回し、用語などがある場合は、用語集やスタイルガイド、過去の翻訳物や類似資料など、参考にできる資料を提供することで品質を向上できます。
スタイルガイドとは、文章の表現や表記方法などをまとめたルールブック。
翻訳が始まってしまってからでは参考資料に合わせるのは難しいため、提供できる場合は必ず事前に渡しましょう。

希望の仕様

和訳であれば「である調」や「ですます調」など、希望する文体やスタイルを伝えましょう。
指示が漏れると希望と違った仕様に仕上がってしまい、修正に余計な費用や時間がかかってしまうことも。
希望の仕上がりレベルがある場合も、伝えておくことで目的に合った適切な作業者や翻訳工程を組んでもらえます。

翻訳対象箇所

翻訳対象箇所の伝達漏れによるトラブルは頻繁に発生しています。
原稿に翻訳不要な箇所がある場合、電話などの口頭だけでなく、必ずメールなどに記載して証跡を残すことが重要。
せっかく指示をしても翻訳対象箇所を誤解されることがないように、解釈が分かれない明確な表現で伝達しましょう。

依頼の継続性

単発案件なのか、継続性があるのかなど、翻訳の全体像についても伝えておきましょう。
継続性があるのなら、同じ翻訳者のスケジュールを確保してもらえるかもしれません。

翻訳依頼に関するよくある質問

原稿が未完成の場合はどうしたらいい?

原稿が未完成の場合でも、完成予定日や希望納期などのスケジュールが決まっているなら翻訳会社にその旨を伝えましょう。
原稿が未完成でも概算の見積りは出してもらえますし、原稿完成予定に合わせて翻訳者のスケジュールを確保してもらえる可能性もあります。

依頼した後に原稿に変更が入ったら?

軽微な変更であれば、変更箇所を伝えることでそのまま対応してもらえることもありますが、変更の程度によっては原稿の差し替えが必要になり、再度全量の翻訳費用を請求される場合も。
古い原稿ですでに翻訳が進んでしまっている場合は、翻訳が完了している部分についても費用を請求される可能性があります。

依頼後にキャンセルはできる?

着手前であれば高い確率でキャンセルできますが、すでに着手してしまっている場合、状況によっては翻訳が完了した部分までの金額を請求される可能性があります。

専門性の高い文書でも対応は可能?

翻訳会社によって得意とする分野が異なりますが、特定の分野に特化して高い専門性を有する翻訳会社もあります。
心配であれば事前に原稿を提供して、翻訳会社に対応の可否を確認してみましょう。

専門性の高いリソースが豊富な格安翻訳を依頼するなら

目的によってさまざまな翻訳サービスがあり、特徴や得意分野、対応可能言語などが異なります。
まずは翻訳の目的を明確にし、その目的を達成するための適切な工程や翻訳者を実現できる翻訳サービスを選びましょう。

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